

琉球大学の上野大輔特別研究員らのグループは今月9日、洋菓子のエクレアに似たナマコ「エクレアナマコ」を、沖縄本島西海岸で確認したと発表した。上野研究員によると、北半球での発見は初めての発見だという。
ソース:「非常に渋い味でした」沖縄に「エクレアナマコ」 琉球大、北半球で初確認 [https://web.archive.org/web/20111210113307/http://sankei.jp.msn.com/life/news/110909/trd11090919490027-n1.htm]
体長は40~50センチ、色が黄色っぽく背中を黒い斑点が覆うなど、色彩が洋菓子のエクレアに似ている。上野研究員は2000年に恩納村の真栄田岬などで発見していたが、種類や名前は分からないままだった。

2010年、米フロリダ大教授らが共同研究で来沖した際、このナマコが2005年と2007年にオーストラリアで発見された新種と同種であることが分かり、和名がないため「エクレアナマコ」と命名。先月発行された沖縄生物学会誌に発表した。リーフ外縁の水深35メートル以上の砂地で、潮の流れが比較的緩やかな場所に生息しているという。

上野研究員は「人に味を聞かれると思ってなめてみたが、エクレアとはほど遠い、非常に渋い味でした」と語った。
「エクレアナマコ」というネーミングセンスは置いておくことにして、「人に味を聞かれると思って舐めてみた」という上野研究員は、とっても空気の読める楽しい人であるということだけは確かなんだ。
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