
善意の贈り物も、ときには扱いに困ることがある。投稿を寄せた30代女性は、編み物が趣味の義祖母から贈られた「手編みのセーター」に関してある悩みを抱えているという。
「とても手の込んだ編み目の素敵な柄のセーターを何着も編んでいます。優しく穏やかでそのうえ手先が器用で、本当に素敵なおばあちゃんなのです」
義祖母の人柄や技術に好感を寄せている女性。実際、贈り物のセーターについて「とても嬉しかった」と書いているのだが、それには思わぬ難点があった。(文:湊真智人)
「あまりの激臭に捨ててしまおうかと…」
女性がその難点に気づいたのはセーターを洗濯した時のこと。
「飲み物をこぼしてしまい『おしゃれ着・ウール用洗剤』で水洗いしたところ、『ん!?なんか洗濯機がクサい!!』」
水に濡れた途端、「なんともいえない獣臭」が鼻を突いた。この臭いの原因について女性はこう言及している。
「編み物の毛糸はウール。どうやらラノリンという羊の脂が毛糸にたくさん含まれているんだそう。市販のセーターならもっとニオイ対策がされているのでしょうが、おばあちゃんのそれは編んだままの姿で…」
羊毛特有の難点であったが、「捨ててしまおうかと一瞬よぎる」ほどの激臭は許容できるものではなかった。しかし調べてみると「乾けば無臭になる」とのことで、実際「本当に臭いがなくなりました」と書いている。
こうして原因と解決法を理解した女性だが、その後の着用には慎重な様子だ。
「また何かこぼしたら洗わなきゃいけないですし、雨に濡れたらクサくなるということは外に着て行けませんよね。ファストファッションに慣れすぎて、ウールのことなんてすっかり忘れていました」
と管理の難しさを挙げている。しかし義祖母からの贈り物を処分するわけにもいかず、
「今度重曹とクエン酸に漬けるのと、それでもダメなら気持ちだけいただいて押入れにしまっておこうと思います」
と複雑な心境を綴っている。
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