我が子にはクラスの人気者になってほしい――。そう願う親心は、いつの時代もあるものかもしれない。しかし、その思いが強すぎるのは問題だ。

ガールズちゃんねる11月5日「子供を陰キャにさせたくない」というトピックが立てられた。トピ主は小学1年生の子どもを持つ親で、周囲の保護者たちの言動にモヤモヤしている様子。

「最新のゲーム機を子供に与え、子供の髪を染め、運動会では目立つように髪の毛をアレンジし、ダンスを習わせたり」

そんな保護者たちが「陰キャにさせたくないもんね」と話しているのを耳にしたそうだ。(文:天音琴葉)

陰キャ陰キャは「生まれながらにして決まってる」?

トピ主自身は、我が子について「健全で世間様にご迷惑を掛けないのであれば気にならなかった」というスタンスだ。しかし、周囲の保護者たちの「陰キャにさせたくないもんね」という言葉が衝撃的だったようで、「ずっと耳に残り、考える日々です」と続けた。

子どもの髪を染めたり、過度に目立つ格好をさせたりすることには賛否両論あるだろう。一方でトピ主は、「子供の自己肯定感向上の為に、ある程度親が道筋を示すべきなのか」「そもそも陰キャはいけないのか」という本質的な問題に直面しているようだ。

コメント欄には様々な意見が寄せられている。まず目立ったのは、陽キャか陰キャかは生まれながらにして決まっている説。そのため、「子供の気質に任せるしかない」「親が陰キャなら陰キャじゃない?」という現実的と言えるコメントだ。同様の意見は他にも多数書き込まれている。

「生まれながらにして決まってるからダンス習わせても」
陰キャになりたい!陽キャになりたい!って思ってなれるもんでもないし、無理してもどっかで限界くるよ」

また、周囲の親が「陽キャ」にするために行っているという具体的な行動についても、疑問の声が多く上がった。

「最新のゲーム機あげると陽キャになるんか?」
「ゲームにハマりすぎると陰キャになるよ」

同様にダンスや派手な髪型についても「陰キャにならないなんて大間違い」という指摘や、「子供が髪染めてるのは陽キャとかじゃなくてDQNと判断する」といった辛辣な意見も見られた。

「いい大人が陰キャだのなんだのって…」

さらには、親が無理に「陽キャ」の型にはめようとすること自体が逆効果だという指摘も。「逆にキョロ充(※編注:周囲をキョロキョロ見ながら、学校の人気者グループに必死についていこうとする人)になるだけでは」というコメントは、的を射ているようにも思える。

一方で、おとなしい我が子を心配する気持ちに共感する声も少なくない。

うちの子はおとなしい。だから心配は心配ですね」
陰キャというか、内気でネガティブで自己肯定感低いタイプにはなってほしくはないのは分かる」

陰キャにさせたくない」という言葉の裏には、「虐められたくないというのが大きいのかも?」といった、いじめを心配する親心があるのではないか、と推察する声もあった。自己肯定感が低く卑屈、陰湿でネガティブといった内面になってほしくない、というコメントも複数見られた。

そもそも「いい大人が陰キャだのなんだのって…」と、親がそうした言葉で子どもをカテゴライズすること自体への批判もあった。確かに、陽キャ、陰キャという単純なレッテル貼りは、いい年した大人が学生気分を引きずっているように見えなくもない。

陰キャになってほしくないよりも、陰キャ陽キャって友達を区別するような子になってほしくないかな…」

このコメントもトピ主や多くのコメ主の意見の本質であり、共感する人は多いだろう。

子どもの気質は様々だ。親が無理に「陽キャ」の道筋を示そうとすることが、かえって子どもの自己肯定感を下げてしまう可能性もある。本人が自分らしくいられる環境を整えてあげることが、親にできる一番のことではないだろうか。

※キャリコネニュースでは「親の期待がつらかった人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6MAHD3Z5

「子供を陰キャにさせたくない」小1の髪を染め、ダンスを習わせる親たち…「そもそも陰キャはダメ?」投稿者のモヤモヤに反響