コンサルティング会社のスコラ・コンサルト(東京都品川区)は、会社員2106人を対象に、転職や働くことに関する意識について調査した。その結果、特に30代の男性が他の年代や女性よりもやる気が低下していると分かった。

【調査結果】仕事やキャリアについての考え方について当てはまるもの

 仕事やキャリアの考え方を男女で比較した。男性は「自分のキャリアアップや成長を重視している」「仕事で目標達成や成果を出すことを重視している」といった「成長・成果志向」が高い傾向があった。女性は「仕事よりもプライベートを大事にしている」「仕事は収入を得るための手段だと割り切っている」という風に割り切って仕事をする傾向が見られた。

 性別・年齢別に見ると、20代男女では「自分のキャリアアップや成長を重視している」「割り当てられた業務以上のことはなるべくやらない」と答えた割合が他の世代よりも高かった。30代男性は「入社時は仕事にやる気があったが、今はやる気が下がった」とした割合が他の世代や女性と比べて高かった。女性は特に20~40代で割り切って働く傾向があった。

●入社時と比べてやる気が下がった理由は?

 入社時と比べてやる気が下がったのはなぜか。男女ともに30代以上で「会社の体質や企業風土」「問題が改善されない」「業務量が多すぎ」といった組織的課題が多く挙げられた。

 30代女性は「プライベートな理由で余裕が無い」「同じ作業の繰り返しでマンネリ化」が他の性年代に比べて高かった。やる気が下がった人が多かった30代男性は「会社の体質や企業風土」と答えた割合が最も高かったが、スコラ・コンサルトは「他の性年代以上にやる気を低下させるような、彼ら特有の原因は見当たらない」と分析した。

 職場の人とプライベートや業務外でも交流したい人は、全体の45.7%だった。一方、「業務上の関係だけにとどめ、できるだけ個人的な関わりは持ちたくない」「業務上でもなるべく関わりを持ちたくない」と答えた人は54.4%に上った。性別・年齢別に見ると、40代男性は他と比べて比較的交流を望む傾向があった。

 10年以内に転職した人の転職理由は何か。「給与・賞与・福利厚生」「会社の体質や企業風土」が40代男性を除き、全ての性別・年代で3位以内にランクインした。

 男性では、20代は「(自分の)成長が不十分」、30代以上は「将来性に不安」が上位に挙がった。40代男性では「負荷が集中」(43.5%)、「自分の評価に不満」(34.8%)が突出して多かった。女性では、各年代で「上司に不満」が上位に挙がり、特に40代女性では1位となった。

 本調査は5月23~26日、一般社員・係長1868人と管理職238人を対象に、インターネットで実施した。

転職や働くことに関する意識について調査を実施