声優アイドルユニットのi☆Risが、デビューから13周年記念日の11月7日、“記者会見”を開催。11月15日に開催を控えた周年ライブ「i☆Ris 13th Anniversary Live ‐TITLE MATCH‐」に向け、それぞれが意気込みを語った。

大喜利化していくi☆Ris13周年記者会見

格闘技の会見をモチーフに演出されたイベントの冒頭では、MCを務める“i☆Risの公式お兄さん”こと鷲崎健がメンバーを呼び込んでいく。

名前、年齢、身長の情報がテロップとして画面に表示(芹澤が自身の年齢を「31」と誤表記されていることに気づき、「ちょっと待って!!! 私まだ30なんだけど!!!」と激怒する一幕も)されつつ、下記の二つ名とともに紹介を受けたメンバーたちが、ファイティングポーズを決めて着席した。

山北早紀「ちょっぴり変な丸顔お姉さん」
芹澤 優「猫大好き 小顔声優」
茜屋 日海夏「シャープなアゴの美人女優」
若井友希「小さな巨人シンガーソングライター」
久保田 未夢「冷静重課金お姫さま」

それぞれのメンバーが、MCから着席を促されるまでカメラ目線でひたすらポーズを取り続けるというノリができたことによって、すでにコミカルな雰囲気が強く、ただの会見にはならないであろう予感を抱いた視聴者も多かったはず。

◆「地球代表vs岐阜代表」

参戦コメントのトップバッターであるリーダー・山北が、「北日本代表、女子34th years old級代表」を自称すると、ふたりめの芹澤が「地球代表」と語り、すでに戦いは宇宙規模に発展。

さらに3人めの茜屋が「自分も北日本代表なので」と語りグループ内での戦いが勃発すると、4人めの若井は真面目に意気込みを語ってしまい、久保田から「どこ代表なの?」と大喜利の流れであることをフォローされる始末。そして思わず「えっと…じゃあ岐阜代表で」と名乗ったところで、宇宙規模から一気にスケールが小さくなり、会場では笑いが起こっていた。

最後に久保田が「わんわん王国の代表として国を背負っているので」と語ったところで、記者との質疑応答がスタート。もうお気づきの方もいるかと思うが、記者たちが普通に問いかけた質問に対してコミカルな返答が続く“記者会見大喜利”の様相を呈していたのだ。

MCも会見中に何度か「(記者に向かって)ちゃんとメモしてくれていますか?」「これで記事になるのでしょうか…?」と困惑しきりで、配信中のファンたちのコメントのなかにも、「この会見、記事にできるの?」「どんな記事になるのか楽しみ」という疑問が数多く見受けられた。

その全貌が気になる方は、ぜひアーカイブを見ていただきたいが、この記事ではいくつかのハイライト的な展開について触れていく。



◆「“i☆Ris人生”を賭けて戦う」

昨年、ぴあアリーナMMにて開催された12周年ライブのリベンジマッチでもある、今年の13周年ライブ。イベントの題名である「タイトルマッチ」では、それぞれが何を賭けて戦うのか?という記者の問いに対して、山北が「“i☆Ris人生”を賭けて戦う」とアツい言葉を語ったのちに、久保田が「何も賭けません。ギャラぶんのダンスと歌唱と、レスを送るぞ」となんとも彼女らしい回答をする場面もあった。

続いて、記者からの「ファンとi☆Risの戦いというイメージをしたライブになると思うが、見てくれるファンに期待したいことは?」という問いに対して、若井が「今回は撮可(撮影可能)のところがあるので、みなさんのカメラでかわいく撮ってほしいと期待してます」と、さらっと重要情報を公開。

大喜利会見のなかで、素で真面目な回答をしてしまったうえ、重要情報であることを自覚していないあたりに若井らしさが現れていたといえる。

◆アイドルと声優の両立を13年間続けてきた苦悩は……

アイドルと声優の両立を13年間続けてきた苦悩について聞かれた際には、芹澤がこのように回答。

「本当に、本当に、ファンのみなさんの声援のおかげはあって(続けられた)。i☆Risの芹澤優が好きだっていう方もいて、その声に応えたいというシンプルな(理由)。あと、ライブがとにかく楽しい。声援を受けて生き返るなって思います。ライブのおかげ、ファンのおかげです」

内容は素晴らしいのだが、気恥ずかしさのあまり首を斜め45度に曲げたまま語ったことで、MCも「島倉千代子みたいで、内容はとても良いのに、気持ちがブレるなと思います(笑)」と的確なツッコミを入れて笑いを誘っていた。

さらに茜屋が「あ、付け足しで…」と、呼び込みの際の設定である女優を意識したのか、涙ながらに芝居がかった口調で語り始める。

「私もファンのみなさまのおかげだなと思ってます。3年続けばすごいじゃんって当時は思ってたのが、プラス10年、13年経ちました。なんでこの仕事をやっているんだろうと思ったとき、ステージに上ったら、みんながいてくれた。みんながいるから私はこの仕事をできている。みんながいなきゃこの仕事する意味ない! 本当にありがと!」

ここですかさずMCが「付け足しって言ってたのに同じこと言ってましたよね?」とツッコミを入れて、メンバーたちも思わず大爆笑。この会見中、的確な補足を入れ続け、息の合った会話の応酬を見せてくれたことで、「この会見、MCが鷲崎さんでよかったぜ…」と思ったファンも少なくないだろう。

◆大一番に向けて「酒は絶っていません!」

そして最後に小誌ライターが投げかけた質問は、「タイトルマッチの大一番に向けて、酒を断つなど願掛けはしているか?」というもの。

リーダーの山北がすかさず「酒は絶っていません!」と正直な告白してくれたことで、会場と配信のチャット欄は大盛りあがり。「なお、緑紫のふたりはラジオで酒を飲んでいる模様」とのチクリのコメントも見受けられたが、この潔さに加えて「この1週間、夜はプロテインの置き換えダイエットをしようかなと。34th years old級は険しいので」と、ライブに向けた意気込みもしっかり語ってくれた。

この会見ではコミカルな一面を存分に見せてくれたi☆Risのメンバーたち。ライブでは、歌詞を表示するプロンプターも使わず、メンバー全員が30歳を超えてなお、全力で踊りながら歌唱力抜群の生歌をバチバチに決めるカッコいい一面も見せてくれるミラクルなお姉さんたちなので、少しでも気になった方は、ぜひ13周年ライブにも足を運んでいただきたい。

i☆Ris
‘12年、結成。リーダーの山北早紀芹澤優茜屋日海夏若井友希久保田未夢からなる5人組声優アイドルユニット。11月19日にリリースする26thシングル「夢へのヒトカケラ」は久保田がヒロインのティノ・シェイド役を演じる、TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』第2クールのエンディング主題歌。パチンコ遊技機『カケグルイ』の挿入歌に起用されているカップリング「Romantic Showdown」は11月12日より配信開始

<撮影/尾藤能暢 取材・文/森 ユースケ>

i☆Ris の(上段左から)山北早紀、芹澤 優、茜屋 日海夏、(下段左から)若井友希、久保田 未夢