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後継EVで方針転換

日産は、『GT-R』の後継となる次世代EVの開発計画を見直している。2023年に発表したコンセプトカー『ハイパーフォース』をベースとする構想だったが、今では別の方向性を検討しているという。

【画像】R35GT-R後継はEVではなくなる? 次世代スーパーカーの将来はいかに【日産ハイパーフォース・コンセプトを詳しく見る】 全30枚

ハイパーフォースはR36世代GT-Rの姿を示す大胆かつ未来的なコンセプトカーだ。全固体電池と1360psの四輪駆動パワートレインを搭載し、「現実味のある明晰夢」と表現されていた。

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2023年公開の『ハイパーフォース』コンセプト    日産

発表時、日産の経営陣はV6エンジン搭載のR35 GT-R(2025年初頭に生産終了)の後継EVとして、2030年までにハイパーフォースの量産化を実現できると述べていた。

しかし現在、チーフ・パフォーマンス・オフィサーのギョーム・カルティエ氏によると、次世代GT-Rの開発に向けて「さまざまな方向性を模索中」だという。

カルティエ氏は「欧州でのGT-R発売を担当した者として、(次世代モデルを)信じています」としつつ、新型スーパーカーの発売については「明確な計画はありません」と認めた。

この方針転換は、EVの高級車やスポーツカーが世界的な需要低迷に直面している状況を受けてのものだ。

例えば、マセラティは今年予定していたスーパーカー、MCプーラのEV版の計画を中止した。ロータスはEV版エミーラの発売計画を延期し、ポルシェはガソリンエンジン搭載の718の生産期間を延長した。ポールスターもEVロードスターの6の開発を凍結している。

カルティエ氏は、これらが次期GT-Rの開発計画に影響を与えたかどうかについては言及しなかったが、世界的に大量生産が見込めないため、最優先課題ではないと述べた。

「欧州には英国、スイスドイツという3大スポーツカー市場が存在します。他の地域もスポーツカーに好意は示していますが、本格的な市場とは言えません」

しかし、カルティエ氏は「ブランドの影響力と評価は重要なので、検討を続けています」と述べており、日産はGT-Rを収益源としてではなく、ブランドを象徴するモデルとして存続させる可能性がある。


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