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 トラックの荷台にきっちりとブロックのように積み上げられていたのはなんとカリフラワー

  むき出しの状態で、荷紐もかかっていないのに崩れないのは、茎の形をうまくかみ合わせて積んでいるからなのだろうか?

 インド独特のカリフラワーの運搬方法がSNSに投稿され話題となっている。

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むき出しの状態でトラックに積み上げられたカリフラワーの山

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 インド・ムンバイ在住のコメディアン、アーカーシュ・メータ氏は、デリーの街を走るトラックを見かけ、荷台いっぱいにむき出しの状態で山積みされたカリフラワーを運搬している様子を撮影し、自身のInstagramに投稿した。

 トラックの荷台には、緑色の葉に包まれたカリフラワーが、積み木のようにびっしりと荷台いっぱいに、四角錐台のように積み上がっている。

 荷紐もかかっていないのに、しっかりと密着しておりこぼれ落ちる様子はない。葉の茎をうまくかみ合わせているのだろうか?

 メータ氏は動画に「スピードバンプを乗り越えるところを見たかった」とコメントを添え、動画の中では「家に持ち帰ったらちゃんと洗ってね。トラックの横にフェビコール(Fevicol、インドの有名な接着剤ブランド)って書いてあるかも」と冗談を添えた。

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 野菜がまるで接着剤で固められているかのように動かない様子や、むき出しの状態で交通量の多い道路で運ばれている様子が話題を呼んだ。

 コメント欄には、「野菜にもマスクが必要だ」「アンブジャ・セメントインドの大手セメント会社)で固めたのか」「大気汚染がひどいデリーの都市で、スモーキーな風味をつけている」といったブラックユーモアが並んだ。

 「分子レベルでくっついているみたいだ」、「まるで狂気の美学、芸術作品のようだ」との声も。

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カリフラワー?ブロッコリー?

 見た目的にカリフラワーではなく、ブロッコリーのように見えるが、投稿文にもは「Gobi」と明記されている。

 ヒンディー語で「ゴービ(Gobi)」はカリフラワーを意味し、ブロッコリーは通常「ハリ・ゴービ(緑のゴービ)」または「ブロッコリー」と英語で区別される。

 また、インドではカリフラワーを汚れや日差しから守るために葉をつけたまま輸送するのが一般的である。

 そのため白い花蕾(からい)が葉に覆われ、全体が緑色に見えるため、見た目はブロッコリーのようでも、実際は“葉付きのカリフラワー”のようだ。

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インドの大気汚染問題とたくましい人々の暮らし

 動画の背景には、デリー特有の深刻な大気汚染問題も映し出されている。

 現在、デリーの空気質指数(AQI)は「深刻」とされる400を超える日もあるほど深刻だ。

 空気質指数(AQI)とは、大気中に含まれるPM2.5、二酸化窒素、二酸化硫黄など複数の汚染物質を数値化し、空気の状態を0〜500の範囲で示した指標である。

 数値が高いほど汚染が深刻で、一般的に0〜50が「良好」、51〜100が「おおむね安全」、101〜200が「注意」、201〜300が「悪い」、301〜400が「非常に悪い」、401を超えると「深刻」とされる。

 むき出しのまま運ばれる野菜に対しては、「こんな汚染された空気の中で走って衛生的に大丈夫なのか」と不安を口にする声も少なくない。

 一方で、「それでも笑って見られるのがインドらしい」と、混沌の中のたくましさを感じ取るコメントもあった。

 カリフラワーがきっちりと積み上げられたあのトラックは、まさにインドの“カオスと知恵”が凝縮された光景である。

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