24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節、勝ち点で並ぶ2チームによる注目の頂上対決は、レアル・マドリードがアウェーでセルタに3-1で勝利を収めた。

 この試合、チャンスの数ではほぼ互角となったものの、セルタに押し込まれる時間帯が目立ったレアル・マドリード。どちらに転んでもおかしくなかった戦いを制した最大の立役者と言えば、セルタの決定的なシュートをことごとく止めたコスタリカ代表GKケイロル・ナバスだろう。

 試合後のインタビューに応じたK・ナバスは、厳しい戦いを制した重要性を説きながらも、今後に向けて気を引き締めた。

「僕達は難しいスタジアムで勝利を収めることができた。このような試金石の一戦を制したことで、僕達は一段と強くなるだろう。チームは高いモチベーションを持って団結しており、ハードワークの結晶である勝利を満喫している。だが、まだ道のりは長いので、継続性をもって戦い続けて行きたい」

 K・ナバスはまた、チームとしても自身としても満足の行く結果が得られたとの見解を示した。

「今日は幸せと喜びを感じながらスタジアムを後にすることができる。第一にチームとして勝利を収められたこと、第二に自分としてもセルタの重要なプレーを抑えることができたことが嬉しい。僕達が失った1点はシュートコースが非常に良かったのでボールに触るのは難しかった」

 毎試合のようにスーパーセーブを連発し、チームの開幕からの無敗に大きく貢献しているK・ナバス。冴え渡るプレーの要因として精神面の充実を挙げた。

「シュートが来る度に、止められる確信をもって対応している。重要なのは自信であり、それは日々の練習やチームメイトの支えによって得るものだ」

レアルでプレーするK・ナバス(写真は21日のPSG戦) [写真]=Getty Images