今回の放出劇はソトにとっても想定外だったか(C)Getty Images

 オフのストーブリーグでは、今季までメッツの主力を担ったプレーヤーの新天地移籍が相次いでいる。

 FA市場では、守護神として活躍したエドウィン・ディアスドジャースと契約を交わし、さらに主軸の1人だったピート・アロンソオリオールズ入りが決定。また先月には、ブランドン・ニモがマーカス・セミエンとのトレードでレンジャーズへと移っている。

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 いずれも長年に渡り、中心プレーヤーとしてメッツを支えて来ていただけに、功労者の“流出”にファンや国内メディアから大きな反響が上がった。さらには、代わりとなる補強も進められていないことから、チーム運営への批判の声も高まる一方だ。

 スポーツメディア『MARCA』米国版では、現地時間12月11日配信のメッツに関するトピックにおいて、今オフシーズンの球団の動きに対し、「強化を図るはずが、予想外の痛手を負っている」などと論じている。「打撃」とは言うまでも無く、ディアズアロンソ、ニモという今季までの主力がチームを去った事態を指しており、「ファンのいら立ちは明らかだ」などとも指摘する。

 さらに同メディアは、およそ1年前にはヤンキースからFAとなっていたフアン・ソトを15年総額7億6500万ドル(約1147億円)という史上最高額の契約で迎え入れ、世界一を目指すに相応しい顔触れを揃えていたと振り返りながら、今オフのチーム状況を踏まえ、「ドミニカ共和国出身のスターは想定外の状況に直面することになった」と説明。

 また、現在のソトの立場を「孤立無援の状況」などと評するとともに、「フアン・ソトは、メッツと契約した際に約束されていた“スーパーチーム”を失った形になっている」と主張。続けて、「本来の構想は、強力な打線の厚みとエリート救援陣を周囲に集めることだったが、現在のクイーンズのチームは再建モードに入ったように見える」と印象を綴っている。

 加えて、古くから非難を浴びてきたというメッツ球団の“補強の遅さ”という問題が、現在も起きていると見込んでいる同メディアは、「2026年シーズンの計画を急いで形にしなければならない。2025年のようにポストシーズン進出すら逃す失敗を繰り返すわけにはいかない」と警鐘を鳴らしている。

 大物獲得が近年における“お家芸”だったはずのメッツ。来季、上位での戦いを演じるためにも補強面で後れを取ることはあってはならないはずだ。ウィンターミーティングも終了し、ここから球団幹部の対応がさらに注目されることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「ソトは孤立無援の状況」主力流出で激震のメッツ オフの球団対応に非難の声やまず「強化を図るはずが予想外の痛手を負っている」