〈極秘文書入手〉「(統一教会の)マッチングを受けました」自民党・長島昭久前首相補佐官が“合同結婚式”を挙げていた〉から続く

「TM特別報告」と題された統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の内部文書が、再び自民党を揺るがしている。昨年12月に韓国統一教会の政界工作の捜査の過程で明らかになったこの極秘文書では、日本については、主に当時の統一教会の会長だった徳野英治氏と天宙平和連合UPFジャパンの議長だった梶栗正義氏が、韓鶴子総裁に報告した内容が記されている。

 ハングルで書かれた原文はA4で約3200ページにも及ぶが、今回、関係者からこの文書の全文を、フリーライターの石井謙一郎氏が入手した。

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 2019年7月2日統一教会の会長だった徳野英治氏は、当時の安倍晋三首相に会った日のことを、こう報告している。

〈本日7月2日午前11時20分に自民党本部総裁室の隣にある応接室で、安倍首相と萩生田光一自民党幹事長代行の2名と面談いたしました。

 私は2012年12月26日安倍首相が二度目の首相に選出されて以来、現役首相と家庭連合会長という立場で会ったのは、これで4回目です。安倍首相が一度目の首相と二度目の首相の間に何の役職もなかった時に2回会ったことがあります。したがって、今回が合わせて6回目の面談となります〉

国民世論を背景に議員たちを動かさなければならない

 この会合に同席した天宙平和連合UPFジャパンの議長だった梶栗正義氏は、7月6日にこう本音を綴っていた。

〈国会議員はそれぞれ数十万票の有権者の信任を背景に議席を持ちます。私たちが日本に天一国を安着させるには、安倍首相天皇陛下個人が私たちを受け入れるからといって国が動くのではなく、彼らがそうできるように国民世論を背景に議員たちを動かさなければならないことを改めて考えさせられたのです〉

安倍首相が北村経夫議員をどうしても当選させたいと、我々に応援要請をしてきました。(略)必ず勝利して、安倍首相がお母様にひれ伏して拝するように、長子権復帰を成し遂げます〉

この続きでは、参院選直前に安倍晋三氏と萩生田光一氏が選挙応援を頼んでいたこと、安倍氏と萩生田氏が面談時にエルメスネクタイを教団幹部から貰っていたとの記述があったこと、長島昭久・前首相補佐官は合同結婚式を挙げていた事実、安倍氏の銃撃事件当日の統一教会の対応などを詳しく報じている》

「高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願い」統一教会“マル秘報告書”3200ページに記された自民党との蜜月【独占入手】〉へ続く

(石井 謙一郎,「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年1月15日号)

徳野元会長(本人SNSより)