11月20日に、また情けなく、恥ずかしいニュースが流れました。皆さんも気になってらっしゃったのではないでしょうか?

●「嫌なやつ(18782)と嫌なやつ(18782)足すと皆殺し(37564)」女性教諭、算数授業で「不適切」語呂(http://bit.ly/1LwG0ZN)

40歳の女性の算数教諭が、授業中に「語呂合わせ」の話をしたというのです。
「18782+18782=37564」
これを「嫌な奴と嫌なやつを足せば皆殺しになる」と解説。これに対して怒った保護者が県の教育委員会に報告。教育委員会は、この小学校教諭の勤める小学校に確認を取り……

・保護者会を開いて……
・謝罪する

そうです。今回の件が起きた神奈川県藤沢市の教育委員会の皆さんに告げておきます。今回の件で再教育が必要なのは……

あなた方教育委員会の頭の中と、
連絡をしてきたバカ親の人間性

です。猛省し、二度とこのようなアホな事態を起こさないようにしっかりと話し合ってくれ。

まず、アナウンサーとして申し上げるなら、これはただのシンプルな「ジョーク」であり、算数に興味を持ってもらいたい、という算数教諭の「工夫」にすぎません。
もし仮に、「道徳」の授業で「嫌なやつ『を』皆殺しにしましょう」と言っているのであれば、これは問題でしょう。「てにをは」の話です。しかし、この教諭は
「嫌な奴『と』嫌なやつを『足せば』皆殺しになる」
と解説していますね。これは……完全に「語呂合わせ」以外の何ものでもありません。「嫌な奴」は当然人間のことを指し、「人間と人間は足すことなどできない」ことは誰にでもわかるからです。

もう一点申し上げたいのは、この語呂合わせは、そもそも……
フジテレビの超高視聴率番組「トリビアの泉」で紹介された、すでにかなり多くの人が知っている語呂合わせでしかない点です。
この放送時、全くクレームなどは存在せず、視聴率20%を誇っていたトリビアの泉で紹介された一つのジョークを紹介したにすぎないのです。これにクレームを入れたいのであれば、歴史の時間に塾などで教わる

1940年 日独伊三国同盟締結における「行くよ俺たち 枢軸国」ですとか、
1941年 太平洋戦争開戦における「行くよ一発真珠湾」などは、

完全にアウトになります。これらはウィキペディアにも載っている有名な語呂合わせです。細かく言えば、完全にアウトでしょ。もうね、言葉狩りも大概にしろ、です。

子どもたちとの向き合いは、教師がそれぞれとても苦労しながら頑張っている分野です。もちろん、この教師が「嫌な奴は殺せ!」と発言したのであれば、問題でありましょう。しかし、こんな「工夫」まで否定されるべきでないことは明らかです。

バカな親は多数存在します。大人になり切れない未熟な親が存在することは事実です。大事なことは公的なお金をもらって存在している「教育委員会」の人間が、そんなバカを相手にしないことです。

保護者会は必要ありません。
謝罪も必要ありません。

藤沢の教育委員会の皆さん、もう一度頭を冷やして、勉強し直せ。もしその程度も分からないなら、税金の無駄です。辞めて別の仕事についてくれ。以上です。

長谷川豊(Hasegawa Yutaka)

【長谷川豊】神奈川県藤沢市の教育委員会のバカどもは全員やめろ!