実際にクマに襲われた岩手県の男性が開発したクマ撃退アイテムが話題となっている。クマと距離を取れる棒状のもので、これまでの販売数は1000本を超え、警察からも注文が入るほどだ。一方で、SNSには効果がどれほど発揮できるのか不安の声も寄せられている。

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男性は2023年、山林でキノコ採りをしている時にクマに襲われた。負傷しながらも木の棒で戦い、絶体絶命の危機を切り抜けた。この戦いでクマと距離を取ることの重要性を学んだ男性は、「クマ撃退ポール」を開発。クマの攻撃をしのぎ、距離を取るための道具で、尖った刃先で突くようにして使用する。

総重量はわずか550gなので、持ち運びしやすい。さらに、サイズは2種類を用意。男性向けの170cm と女性向けの160cm があり、体格に合ったサイズを選ぶことで、より的確に対応できるという。

商品化し販売を開始したところ反響が大きく、現在の販売数は1000本を突破したという。全国から注文が相次いでおり、青森県警からは175本の注文があったという。ただ、SNSには「上手く使えるかどうか」といったコメントが多く寄せられている。実際にクマと対面した場合に、どれほどの効果を発揮するのか不安に感じている人は多いようだ。

昨年同様、今年もクマによる被害が多く寄せられている。4月、岩手県紫波町の山中で50代女性の遺体が発見された。その後、クマの襲撃によるものだと断定した。今年のクマ被害による全国初の死者となった。

5月には、山形県酒田市の山林で70代男性の遺体が発見された。その後、クマに襲われたことによる死亡であると断定した。県によれば、クマによる死亡事案は1988年以来38年ぶりとのことだ。

さらに、今月に入り福島県福島市でもクマ被害が発生。男女4人を襲い、工場内に約40時間立てこもった。その後クマは逃走し、8日時点でも行方が分かっていない。

このほか、人的被害は出ていなくても、全国各地でクマの目撃情報が寄せられている。8日には、長野県松本市や栃木県宇都宮市で小中学校が臨時休校となっている。宇都宮市に関しては、市立の94の小中学校について、9日も休校となった。

近年、クマによる被害が増加している背景として、「新世代クマ」の増加が指摘されている。車の音や人間の生活音が聞こえる場所で生まれたため、人間の生活環境に慣れてしまっているという。

冬眠から目覚めたことにより、クマ関連のニュースが連日大きく報じられている。住宅街での目撃情報も相次いでおり、いつ遭遇してもおかしくない時代となった。

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