BSジャパンでは'16年1月4日(月)より、新番組「ものラボ」(毎週月曜 夜11:00-11:30)がスタート。

【写真を見る】数々の工具やさまざまな物が並ぶセットにもこだわりが

本番組は、毎週1つの“モノ”に着目。その背景にある知られざるストーリーを深く掘り下げ、開発者たちの感動のエピソードやこだわりを紹介する。

個性派俳優・木下ほうかが番組ナビゲーターを務め、「世の中に役立つ素晴らしいモノを自分でも発明したい」と強く願う発明家という新しい役柄に挑戦する。

番組収録後、取材会が行われ、木下が記者らの質問に応じた。

ナビゲーターに木下を起用した経緯について、プロデューサーの若尾佳那氏は、「無類の“モノ”好き、企業ドキュメンタリーが好きということを伺い、人生経験の豊富な木下さんなら、先の見えない開発の苦労や思いを伝えていただけるのではないかと思いオファーさせていただきました」と説明。

「言い過ぎ!」と謙遜する木下は、情報番組ナビゲーターと俳優との違いを聞かれ、「不安だらけで始まりご迷惑お掛けしました。必ず予約録画している番組が、『ガイアの夜明け』と『カンブリア宮殿』(いずれもテレビ東京系)なんです。(ナビゲーターの)お話がきた時、最初は会社と相談してやめましょうと言っていましたが、(収録に)来ちゃいました」と話した。

収録の感想について、「スタッフの皆さんが、うまいこと粗を編集してくださると思いますので。もし、それでもなんともならないようでしたら、直ちにクビにしていただいて…」と弱気な姿を見せる場面も。

木下自身のこだわりの物について聞かれると、「子供の頃から人と違うものを持ちたいという気持ちがすごく強く、人と違うがゆえにずれていて、後悔することも多かったです。服もかわいいものが好きで、試着した後で(購入して)一回も着ないこともあります」とエピソードを語った。

今後、番組で取り上げてみたい“モノ”について、「電動歯ブラシ」と即答。「工具とかも興味がある」と話す木下は、「車やバイクを自分で直したりしていた」というほど工具が好きと明かし、セットに並ぶ数々の工具を前に笑顔を見せる。

また、「(モノを)より良いように改良していくという点は、我々俳優も、どう飽きられなく演じるかというところに通じるものがある」と開発者と俳優の共通点について言及。

発明家という役柄もあり、自身で自由に発明できるとしたらという質問に、「主婦のアイデアグッズみたいなものを発明してみたい」という木下。

「いろいろ思うことあるじゃないですか、店に行ったりトイレに行ったり…。手を洗った後に濡れた手で(手を拭く)紙を取ると下の紙も濡れるじゃないですか。あれなんとかならないかなって」と笑いを誘う庶民的な発言も。

また、俳優としての仕事の共通点について聞かれ、「演技という意味では同じです。演じ過ぎてもわざとらしいし、それがないと面白みがないし、ええー!こんなに良いんだ―!(大げさにしても)っていうのも怒られるし」とおどける木下への取材会は、和やかな空気で幕を閉じた。

BSジャパンで'16年1月4日(月)スタートの「ものラボ」で、木下ほうかがナビゲーターを務める