全国のバレンタイン・リア充の皆さんもそうでない皆さんもこんにちは。私、バレンタイン・非リア充ですがスイーツをこよなく愛する「甘党男子」党員・オグマナオトと申します。
といっても実は先日党員になったばかりで、私自身「そもそも甘党男子って、何?」という状態。そこで、2月11日(土)にお台場・東京カルチャーカルチャーで開催された「甘党男子チョコレート祭」に潜入して、「甘党男子」とは何かを探ってきました。

■全国に3500名の党員・甘党男子!
「甘党男子」とは、主宰者であるヒキノトオル氏が「男だって純粋にスイーツを楽しみたい!」と思い立って今から3年前にスイーツについての情報交換の場としてコミュニティーサイトを立ち上げたのがキッカケ。サイトに書かれている「宣誓」がストレートで気持ちいい
<宣誓 我々甘党男子一同は スイーツマンシップに則り スイーツを愛し続ける事を誓います>

ネットからの申込みで誰でも簡単に党員になれる「甘党男子」の輪は現在約3500人。全国各地、年齢層も20代~50代までをまんべんなくカバーする甘党界のNHKのような存在だ。ネット上で情報交換するだけではなく、月に1度オフ会として10~20人が集まり、各自がオススメのスイーツを持ち寄って交換っこし合いながら甘い交流を深めているそうです。なんかOLみたいだ!
そんなオフ会の拡大版がこの「甘党男子チョコレート祭」。「バレンタインデーはチョコレートを食べる日」と制定し、みんなでチョコレートスイーツを食べ、語り合おう。そして今回は「甘党男子スイーツ&スマイルコンテストファイナル」、つまりはこれからの「甘党男子の顔」を決めちゃおう!!という催しなのです。
うーん、男がスイーツ男子選んでもなぁ… そりゃ女性のお客さんは楽しいかもしれんけどこっちはモチベーション上がらんなあと思いながら会場に入ってみたら何とウェルカムスイーツが。コールド・ストーン・クリーマリーの「チョコベリーロール」。ネット限定発売の商品らしいのですが、なんとバレンタインの今だけecute品川で買えるとの情報もGet! いやぁ、甘いもん補給したら俄然モチベーションが上がってきましたよ。


うんちく満載! チョコレート広報者座談会
「皆さぁーん、甘党ですかー?」
MCを務めるハマカーンのかけ声とともに始まった「甘党男子チョコレート祭」。先ほどのウェルカムスイーツの他にもメリーチョコレートの「プランシェット オ ショコラ」が配られたり、ヴェストリ・チョコレートの食べるクリームチョコレート「アンティーカジャンドゥイア」が試食できたりと、「チョコレート祭」の名にふさわしくたっぷりチョコを堪能できます。
さらに興味深かったのはただチョコを食べるだけじゃなく、それらを提供してくれた有名スイーツ店広報担当者と甘党男子主宰ヒキノ氏、MCハマカーンによる座談会が行われたこと。チョコレートにまつわるうんちくやお得情報がどんどん飛び出します。

例えば「コールド・ストーン・クリーマリー」。ブランド名の由来にもなっている、アイスを冷たい石の上で混ぜ合わせるサービスが特徴的です。お店に行った経験がある人はわかるかと思いますが、このとき店員さんが歌を歌いながらアイスを混ぜ合わせてくれるパフォーマンスがあります。アレ、毎回じゃないから法則がわからなかったんですが、なんでも一番大きなサイズの注文があったときか、チップを支払った場合に歌ってくれるんだそう(もちろん、リクエストすれば随時歌ってくれるみたいです)。しかも歌のバリエーションは50曲に及ぶとか。次回お店に行ったときの楽しみが増えました。

日本上陸からまだ3年足らずにもかかわらず、最近、女性誌や情報誌でも話題に挙ることの多い、イタリア生まれのチョコレートブランド「ヴェストリ・チョコレート」。こちらは現在バレンタイン限定企画として渋谷西武7階で開催中の「チョコレート・パラダイス」にてブースを出展中(14日まで)。本場イタリアで親しまれているチョコレートドリンクが飲めちゃうとのことなので、間に合う方は行ってみるべし。

そして老舗中の老舗、創業62年の「メリーチョコレート」。そもそもバレンタインというキャンペーンってメリーチョコレートが立ち上げたものって知ってました? 1958年百貨店ではじめて「バレンタインセール」を行ったのがメリーチョコレート。でも、当然「バレンタイン??」という状況で売り上げも散々だったとか。それにもめげずに翌年もバレンタインセールを実施。チョコレートをハート型にして、その上に贈る人と相手の名前を入れられるサービスを加え、さらに 『年に一度、女性から男性へ愛の告白を!』というキャッチコピーを付けたところ、コンセプトが明快になって好評を博し、今日に至る一大ムーブメントになったんだそうです。

これだけチョコレートまわりのうんちくを学べるなんて、「チョコレート祭」は伊達じゃなかったです。


■初代・甘党男子はFUKUTAROさん
ステージの壇上では今日のメインイベント「甘党男子スイーツ&スマイルコンテスト」ファイナリスト6名のプレゼンテーションも行われました。ヒキノ氏オススメの絶品スイーツでの食レポートなど、実技試験(?)も考慮しつつ、来場者による投票でグランプリが決まります。「甘党男子」には色んなメディアからの取材依頼やスイーツコメンテーターとしての仕事依頼が来ているそうで、今日グランプリに選ばれた方には今後TVや雑誌でのスイーツレポートも担当してもらいたい、という狙いもあるんだとか。むむ、審査対象とはいえ、人が(しかも男が)スイーツ食べてるのただ見てるだけって辛いなぁと思っていたら、なんと来場者もその中からひとつ選んで食べられるとか。ワーイ! 迷ったあげくエコールクリオロの「カフェ プラリネ ノワゼット」をチョイス。う~~ん甘い!そして旨い!! 『ひまわり~健一レジェンド~』第7巻の名言「うまいは、甘い」を思い出しました
投票の結果、初代・甘党男子グランプリに選ばれたのは、普段はデザイナーとして活躍するFUKUTARO(26)さん。
「今日は2月11日。ちょうど来月が震災から1年ですよね。復興支援として東北のスイーツを紹介して、少しでも盛り上げて行きたいな、と思います」と今後の意気込みを熱く語ってくれました。

ヒキノ氏によるとネット上のコミュニティだけだと関係性が薄くなっちゃうので、できるだけこういったリアルなイベントは今後もやっていきたいとのこと。例えば今回はハマカーンをMCに起用してお笑いの要素を取り入れたように、音楽×スイーツ、といった感じで異業種とのコラボレーションでスイーツの魅力を多方面に広めていきたいそうです。


「甘党男子」党員になると、希望者は名刺を作ることが出来る上に、様々な特典や割引が楽しめるメンバーズガイドも発行されます。チョコレートが好きだけど2月はバレンタインがあってチョコ買うの気が引けるんだよね、というそこの甘党の諸君、「甘党男子」に入党して名刺をチラつかせながら堂々とチョコを買いまくりましょう!
オグマナオト)

2月11日(土)に東京カルチャーカルチャーで開催された「甘党男子チョコレート祭」。 「甘党男子」は随時党員を募集中です。