デスクの上に置き場所がない――。そんな卓上ファンの課題に着目した製品が登場した。

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 ダイアモンドヘッド(東京都江東区)のブランド「ROOMMATE(ルームメイト)」が発売した「ROOMMATE 2styleモニター&スリムファン RM-245H」は、モニター上部に掛ける使い方と、卓上に置く使い方の2通りに対応する。

 本体裏面のサポートブラケットを引き出すと、PCやモニター上部に設置できる。机の限られたスペースを占有せず、これまで使われていなかったディスプレイ上部の空間を有効活用する発想だ。一方で、付属のスタンドを使えば、従来の卓上ファンのようにデスク脇などにも設置できる。

 開発のきっかけとなったのは、キングジムの「ディスプレイボード」だったという。

 キングジムのディスプレイボードは、液晶ディスプレイの上部にある空間を活用し、小物置きなどとして使える製品。シリーズ累計販売台数は10万台を突破しており、限られた机の上を有効に使いたいというニーズを取り込んできた。

 ダイアモンドヘッドは、この「モニター上部の空間を活用する」という発想をファンに応用。「デスク周りのスペースを考えたファンがあれば便利ではないか」(開発担当者)と考え、開発を進めた。

 ただし、製品化に向けては課題もあった。それが「薄さ」と「風量」の両立だ。一般的に、本体を薄型化すると内部に搭載できるファンのサイズや配置が制限され、風量が不足しやすい。一方で、風を強くするために大型化すれば、省スペースというコンセプトから離れてしまう。

 そこで同社は、内部レイアウトや4つのファンモーターの配置を見直した。コンパクトな本体ながら、広い範囲に風を送れる設計を目指したという。

●潜在ニーズを掘り起こす

 本体の送風口は幅30.5センチ。風向きはルーバー調節レバーによって約60度の範囲で変更でき、PC作業中でも自分の方向に風を向けられる。操作もシンプルで、電源スイッチを押すごとに「弱→中→強→電源オフ」と切り替えられる。

 また、4000mAhのバッテリーを搭載し、USB Type-Cで充電可能。使用状況によって異なるが、連続使用時間は約1時間30分から最大6時間となっている。

 本体サイズは約353(幅)×42(高さ)×76(奥行)ミリ、重量は約368グラム。価格は5980円(販売サイトにより異なる)だ。

 卓上ファン市場では、風の強さだけでなく、どこに置いて使えるかも重要な選択基準になりつつある。ROOMMATEの新製品は、「置く場所がない」という理由で購入をためらっていた人を取り込む狙いがある。

卓上ファンの課題に着目した製品が登場