どれだけ成果を上げても、それが評価に還元されない職場ではやる気も失せるものだ。

投稿を寄せた30代男性(医療・福祉・介護/年収550万円)は、病院で理学療法士の管理職を務めている。昨年度は育児休暇を取得していたため夏のボーナスは0円だったが、今年度は手取りで47万円が支給された。

前年より増えたように見えるが、年間の目標達成にかかわる査定アップ分は額面で2万5000円、手取り換算で2万円にとどまったという。(文:篠原みつき)

「死に物狂い」で働いてきたのに……

男性は管理職としてリクルートで10数名を採用したほか、病院の収益に直接関わる他の目標もすべて達成させた。しかし、必死に業務をこなした成果に対する評価額には、到底納得いかない様子だ。

「一日80円です。死に物狂いで人を集めたり離職対応、目標数値達成をやってなんとかギリギリ達成できたのにまさかの一日80円しかプラスになりません。月間の残業代で換算すると0.75時間(編注:45分)分の金額です。 それなら死に物狂いで働くより、ダラダラ働いて、残業0.75時間請求するほうがいいですよね。 完全にふざけてます」

1年ずっと頑張ってきても、賞与への反映額は1日数十円分。だったら無理して成果を出すより、普通に働いて適当に残業した方が楽だと考えるのは自然だろう。

「目標達成しないほうがよっぽどコスパいい」

この評価に納得のいかない男性が理由を尋ねたところ、事務長から返ってきたのは耳を疑う言葉だった。

「病院も赤字だから努力してもしなくても評価されることはない」

この理不尽な評価基準は、他の管理職の間でも話題になっているという。

「今管理職では物議を醸していて 『目標達成しても一日80円、月間0.75時間残業分しか貰えないので、目標達成しないほうがよっぽどコスパいい、しかも目標達成しなくても金額を下げられることはない』というのが広まっています」

努力が報われないどころか、真面目に働くこと自体が無意味化している状況だ。男性は「この病院はダラダラ働く人にとっては天国だと痛感しました」と失望を書いている。

ちなみに、ボーナスの使い道については「手取り47万円でしたが、50万円分の投資信託を買いました」と明かした。

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夏のボーナス「手取り47万円」だった30代男性 査定アップ分は僅か2万円、「1日80円」相当で失望