12月25日、「めざましテレビ」(フジテレビ)では、報道ステーション古舘伊知郎降板について。

古舘伊知郎氏が来年3月末で報道ステーションを降板することが発表された。テレビ朝日の広報によると、古舘側から降板を申し出たということ。古舘は「自由に、と言われた割にはものすごく不自由な12年間だった」と語った。古賀茂明氏の騒動と今回の降板との関係はないと否定した。

古舘伊知郎立教大学卒。1977年テレビ朝日に入社し、プロレスのアナウンサーとして過激な実況で有名となった。入社試験時には、広辞苑の丸暗記を披露して採用となった。その後はフリーに転身し、NHK以外の民放すべてでレギュラー番組を持つなど活躍した。12年前に報道ステーションのアナウンサーに就任してからは、報道ステーションに専念することとなった。

プロレスでは過激な実況が話題となったが、マンガやテレビで取り上げられたことで、プロレスファン以外にも認知が高まった。叔父がラジオの大相撲中継のアナウンサーだったことを受けて、その叔父に憧れてアナウンサーの道を選んだ。

2012年9月に行われた、週刊文春のメルマガ読者における「嫌いなキャスター」のアンケートでは、2位のみのもんたに大差をつけて1位を獲得し、古舘伊知郎に対する評価は、高視聴率の一方で賛否両論が激しく拮抗している。なお報道ステーションを始めてからの年収は、5億円程度と報道されている。

プロレス実況、音楽番組(夜のヒットスタジオ)、報道番組と、数多くのバリエーションをこなすマルチタイプのアナウンサーだ。

ガンをきっかけに、逸見政孝アナウンサーと知り合い、親交を深めた。それが縁で逸見政孝氏がガンで闘病中は、「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」の司会を代行し、見事に務めた。

実母と実姉をガンでなくしており、報道ステーションの放送直前になくなったとの知らせが来たが、放送では顔に出すことはなく、淡々とニュースを伝えることに成功した。

THE ALFEE高見沢とは仲がよく、「いっちゃん」と呼ばれ、「古舘伊知郎のトーキングブルース」のステージで使用する楽曲を高見沢が毎年行っている。それらをまとめたCDアルバムも発売されている。

上沼恵美子とは1994-1995年紅白歌合戦の司会において確執が生じ、1996年にはこの確執を理由として上沼側が降板を申し入れ、司会は松たか子となった。