
中国ではAIで制作されたショートドラマ「被裁掉的女孩」が爆発的ヒットしている。主人公である「方桃子」にあこがれる国民も多い(ドラマと現実の区別がつかないというよりも、人間とAIの区別がついていないという意味である)。
いかにもAIらしい作風ではなく、より人間に近づけたリアルな再現度。プログラミングされた完璧なAIではなく、「たまには失敗だってするんだよ」といった完璧すぎない人間らしさで作られているからが、人気の原因の一つらしい。
ドラマの視聴率もうなぎ登りで、SNSのフォロワーは40万人。SNSを通してファッションイベントや料理、運動など、できる限りの方法で方桃子の日常を見せている。
彼女の顔は、アニメキャラクターのように完璧な美しさではない。毛穴もあればシミもある。夕方には人間のOLのように化粧が崩れ、髪が乱れ、服には汗ジミができるといった、女性からしたら共感できる悩みを共有してくれている。
ただ、今後の活動での問題点が心配されている。彼女の実に人間らしい日常から、繰り返すがAIと人間の区別がつかないため、美容製品に関してのコマーシャルモデルには向いていないことが「無視」されているのだ。 美容のインフルエンサーのように、「〇〇を使ったらこんなにきれいになる」的CMに彼女を起用しようとする企画がポチポチ出ているのだ。
今の彼女には、1000万人のフォロワーを持つインフルエンサーよりも力がある。 もう一つ。ギャラが、この1000万人のフォロワーを持つインフルエンサーより単価が高い。1分で610万円。それでも、区別がつかない中国人たちのために彼女の力を借りたい企業も多いようで。
AIは、出演料と著作権料が一緒なのか、別々なのか。ギャラと言っていいのか、なかなか難しい。

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