
SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は、2026年4月にTikTokで話題になった「約50年前に祖母が着ていた“お下がり古着”を孫が着てみた動画」について、投稿者の増田樹乃/じゅのさん(@juno.726m)に話を聞きました。
祖母の50年前の古着でコーディネート
じゅのさんは、昭和レトロを愛する俳優として活動中。TikTok(@juno.726m)やInstagram(@juno.726)、YouTubeチャンネル「じゅの | 昭和レトロ(@junonomovie)」などでは、昭和の古着を取り入れたコーディネートなどを披露して人気を集めています。
今回話題を呼んだのは、祖母のお下がりである古着を、令和の今着てみる動画。約50年前に当時の祖母の体形に合わせて仕立てられたジャケットとスカートのツーピースをメインに、24歳(投稿当時)のじゅのさんがコーディネートを組んでいきます。
あえて甘めのブラウスをチョイス
祖母のツーピースは、クラシカルなチェック柄と、上品なシルエットがステキな一着。黒やグレーをベースに、カラフルなラインが交差したデザインです。裏地は鮮やかな青緑色になっているのが、遊び心を感じさせます。また、内側には「MADE IN JAPAN」の刺しゅうが施されていました。
このツーピースに合わせてじゅのさんが選んだのは、グレー系のさりげないストライプ柄のブラウス。襟元やフロント部分に華やかなフリルが付いた、かわいらしいデザインとなっています。袖を通してみると、「ちょっと甘いかと思ったけど うん、合うわね」とじゅのさん。ジャケットの胸元からフリルとリボンがのぞく、おしゃれな着こなしです。
小物にもこだわり
アクセサリーは白くて丸みのあるイヤリング、派手すぎないゴールドの指輪と、シンプルで品のあるものをチョイス。さらに、祖母が愛猫と暮らしていることにちなんで、2匹の猫が寄り添っているようなデザインのブローチを付けました。
ヴィンテージの黒いヒールと黒いハンドバッグを合わせて統一感を出したら、“本日のコーデ”が完成です。昭和レトロな魅力を生かしつつ、現代でも違和感がない着こなしに驚かされます。上品ながら遊び心のある雰囲気で、とてもよく似合っていますね!
祖母は当時、お出かけするときや、大事な人に会うときに、このツーピースを着ていたとのこと。「今度これを着て家族でお出かけ」する予定と語っていました。
「可愛すぎて声出た」「祖母さんオシャレすぎやろ」
この投稿は、記事執筆時点で69万回以上再生されるなど注目を集め、「お祖母様の大切にしていた気持ちが伝わってくるみたい…とても似合ってて可愛いです」「え! 可愛すぎて声出た」「古臭さを全く感じさせない着こなし」「全然、古く感じない! めちゃくちゃ可愛い いい物は時代や、流行は関係ないですね!」といった声が上がっています。
他にも、「祖母さんオシャレすぎやろ」「おばあ様、スタイルもセンスもよかったんでしょうね! 大切にしていたので痛んでいなくてスゴイ!」「約半世紀前の物なのに、やっぱり昔の物は仕立がいいから長持ちする」「素敵に着てくれて、お祖母様も嬉しいだろうな」などのコメントも寄せられました。
ねとらぼ編集部では、コーディネートのポイントなどのついて、じゅのさんに話を聞きました。じゅのさんが思う、“昭和古着”の魅力とは——。
遊び心を取り入れたコーディネート
——投稿への反響はいかがでしたか。特に印象に残っているコメントは何かありますか?
じゅのさん:まずは、たくさんの方にご視聴いただけたことがとてもうれしいです。コメント欄では、「私も母の服を着ています」「義母の服を大切に着ています」など、皆さんご自身のエピソードもたくさん聞かせていただきました。
動画をきっかけに、それぞれのご家族やお洋服にまつわる思い出を共有していただけたことも、とてもうれしかったです。
——ブラウスやアクセサリーなど、今回のコーディネートで特にこだわったポイントがあればお聞かせください。
じゅのさん:ツーピース自体に華やかな色味や柄が使われていることが多いので、普段は白いブラウスなど、シンプルなものを合わせることが多いです。ただ今回は、少し遊び心を取り入れて、あえて柄のあるブラウスを選んでみました。
また、祖母が猫を飼っているので、猫のブローチをつけたところもポイントです。祖母とのつながりを感じられるコーディネートにしてみました。
昭和の洋服は「全然古く感じない、むしろ新しい」
——「今度これを着て家族でお出かけ」する予定とのことでしたが、その後実際にお出かけはされましたか? ご家族や周囲の方の反応もあわせて教えてください。
じゅのさん:暑い季節が来てしまったので、まだこのお洋服でお出かけはできていないのですが、涼しくなったらぜひ、祖母の思い出がつまった場所をこの服を着て巡ってみたいです。実際に祖母が過ごした場所を訪れながら、当時のことを想像してみるのもすてきだなと思っています。
——約50年前のお洋服を実際に着てみて、どのようなことを感じられましたか? また、じゅのさんが思う昭和レトロの魅力についてもぜひお聞かせください。
じゅのさん:昭和のお洋服を着るたびに素直に感じるのは、「全然古く感じない、むしろ新しい」ということです。今とは違う洋服の作りやデザイン、色使いなどが、私にとってはとても新鮮で、そこに昭和服ならではの魅力を感じています。そして令和の今でも、こうした古着や建物などを通して、昭和の息遣いを感じられることがとてもうれしいです。
祖父母や昭和を実際に生きてきた世代の方々から、当時のお話を直接聞ける時間も本当に貴重だと思っています。だからこそ、今だから触れられるもの、今だから聞けるお話を大切にしながら、存分に昭和レトロを楽しんでいきたいです。
動画提供・協力:じゅの(増田樹乃/@juno.726m)さん

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