これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。


◆「4~5歳下の女性」で足切りするのは、今や高望み
「おじアタック」という言葉をご存じでしょうか。中高年男性が、かなり年下の女性にアプローチをする行為です。婚活中の女性ならば、10歳以上の年上から「いいね」が来ることを経験していると思います。



画像はイメージです(以下同)



しかし、令和に結婚した夫婦はほぼ同年代。結婚相談所の成婚カップルでも過半数が3歳差以内で、平均は2.77歳差です(2025年、IBJ結婚みらい研究所)。年齢差はどんどん縮まっているのに、女性の若さにこだわる男性は、今も多いのです。


その結果、若い女性に「キープ扱い」されたり、足元を見られるケースも少なくありません。今回は、そんな男性の実例をご紹介します。


「10歳年下は無理だと思うけれど、30代前半ぐらいまでの女性と結婚したい」


そう語るのは37歳で大手通信会社勤務のITエンジニアの大祐さん(仮名)です。大学院卒で、年収は1000万円超えのハイスぺ男性です。


イケメンではないものの、太っていないし髪もある。ゲームやアニメも好きですが、旅行・アウトドアなどアクティブな趣味もあり、コミュニケーション力もある。


それだけ好条件でも、婚活開始時に私は「30代前半の女性は難しいと思いますよ」と伝えました。


若い女性との結婚をあきらめられない大祐さんは、イメージコンサルタントを活用して服を購入、人気の写真スタジオで婚活写真を撮影して、婚活をスタートしたのでした。


◆初月は、女性200人に申し込んで全滅
大祐さんは、1カ月で200人の女性にお見合い申し込みができる結婚相談所に入会しました。


37歳で首都圏在住の男性だと、平均は17人ぐらいに申し込みして1件通過するかどうか、です。大祐さんは「20~32歳の、一都三県在住の、大卒以上女性」に申し込みをしていきました。


初月は200人に申し込みして全滅だったそうです。


大祐さんに申し込みする女性も数十人いたそうですが、ほぼ35歳以上だったため、ほとんど断ってしまいました。


申込をくれた女性の中で、33歳が4人、32歳が1人いて、そのうち大卒以上で外見も好みの3人と会ってみることにしました。要するに、申し込んでくれた女性の中で、最も若くてかわいい3人の申し込みだけ受諾しているのです。


3人お見合いして、うち2人と「仮交際」が成立しました。仮交際に進むのは平均3割程度なので、かなり良い確率です。


◆メシモク、キープ扱い…なぜか女性にナメられる
仮交際になると、連絡先交換ができて次のデートに進むことができます。


1人の女性は「父が体調不良で、実家に帰る」という理由でデートの日程が決まりません。東京に戻ってくるのを待ち、ランチデートに誘いました。デートは楽しかったそうですが、その後、女性のLINEの返信が遅くなり、しばらくして相談所経由で「交際終了」の連絡がありました。



もう1人の女性は習い事や友達と出かける約束が入っており、次のデートは2週間先の水曜日の夜でした。つまり、大祐さんは完全なキープ扱いです。おそらく、週末は他の相手とのお見合いが入っているのでしょう。


その女性から「行きたいお店があるのですがいかがでしょうか?」とLINEが送られてきたそうです。


「キルフェボン 銀座グランメゾン店」のカフェでした。フルーツタルトが人気のケーキ屋です。


「お店を提案してもらって嬉しいけれど、彼女が頼んだケーキは1800円もしました。18:30がラストオーダーだから仕事を急いで終わらせて行きましたが、お腹いっぱいになるわけでもないし、解散後にもう一軒お誘いしたのですが、あちらはお腹いっぱいだからと言われて、別日で食事することになりました」


次のデートも平日夜で、女性から「ここ行きませんか?」とお店を提案されました。


「決して高いお店ではなかったですが、私の優先順位も低そうなのと、メシモク(食事目的の女性)のような感じがして。どんどん気持ちが冷めてしまって、お断りします」


◆なんとなく“上から目線”な33歳女性
大祐さんはその後も何人かとお見合いをして、仮交際の相手もできますが、「キープ扱い」を受けることが続きます。


婚活3カ月目に、33歳の航空業界で働く女性と交際成立しました。大祐さんは、「今度こそいい人に出会えた」と思いました。


2回目デートで、相手の女性は、子どもについてなど結婚後に関する質問をしてきました。


「子どもが生まれたらできるだけ子どもと過ごしたいから、仕事は辞めることになると思うけれど、どう思いますか?」と女性。大祐さんは、それでもかまわないと伝えました。


次のデートで女性は、「私もたくさんの習い事や中学受験をさせてもらったから、子どもにも中学受験をさせていい?」と確認。大祐さんは地方出身で大学まで公立です。


「自分の理想の結婚を叶えてくれる男なら、誰でもいいのかな…」と、大祐さんはモヤモヤしてきました。関係が対等ではないのです。


婚活は若いほうの立場が上になりやすい。高収入だとしても、4歳年上はおじさんなのです。


◆婚活は若いほうが立場が上、という現実
私は、「対等な関係を築きたいのなら、35歳ぐらいの女性も視野に入れましょうよ」と伝えたのですが、大祐さんはそれでも若い女性との結婚をあきらめきれない様子です。


30代前半女性と全く会えないわけではないから、可能性はあると思いたいのでしょう。何人かと会えば、一人ぐらい自分を好いてくれる女性がいるかもしれない、と。自分が女性を年齢で足切りしていることは、棚に上げているのです。


このまま38歳、39歳になれば、35歳女性との結婚だって難しくなっていくのに。


婚活をするなら、男女とも覚えておいてほしいのは、「年齢差は3歳以内が相場」「年齢での足切りは良い結果を生まない」ということです。


(※個人が特定されないよう、一部脚色しています)


<文/菊乃>


【菊乃】恋愛・婚活アドバイザー、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt



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