みなさんこんにちは。ラブヘルスカウンセラーの小室友里です。床上手っていうと、「超絶フェラテクニックが!」とか、「全身ナメテクの極意が!」とか、考えちゃいませんか?というか、考えちゃいますよね。
いえ、責めているわけではないんです。だって、「床上手」と検索して出てくる情報が、そのようなものばかりなのですから。確かにセックステクニックは必要なものです。
しかし、テクニックだけ身につけても化けの皮が剥がれたら、「テクだけ女」と認識されて、セックスできればいいだけの存在に成り下がってしまうかもしれませんよ?
本当の床上手になるべく、一緒にお勉強していきましょう。


1.男性の性欲を理解しよう

男性の性欲が、どんなことに刺激されるのか知っていますか?一つは視覚です。つまり見た目ですね。わかりやすいのは肌の露出ですが、露出している肌色面積が狭ければ狭いほど、男性は目を奪われ、ムラムラします。
ヌードよりも水着、水着よりもTシャツといったように、「見たいのに見えない肌色」を求めて、性欲は掻き立てられます。
ベッドインしてからなら、お布団にくるまって恥ずかしがっている姿に「その布団、むしり取りてえ~!」と欲情するのです。


2.テクニックはいったん忘れよう

男性にも女性にも言えることなのですが、セックスの時間を最高のものにしようとすると、その意識は外的要素に集中します。例えばエロく見えるポージングだったり、相手をイカせるテクニックだったり、潮吹きのための準備だったり。
前にも言ったように全否定はしませんが、それだけでは安物の指輪同様、メッキが剥がれたらポイ捨てです。ポージングやテクニックなどあくせく考えるより、意識を相手にも向けてください。
「彼はどんなことがしたいんだろう?」「次は攻めかな?受け身かな?」
彼の心に目を向けてみると、それまで見えてこなかった彼の願望が少しつづ見えてくるようになります。


3.信頼を与えよう

彼の願望が見えてくる、というよりは、彼が願望を小出しに見せてくる、と言った方が正しいかもしれません。人は自分を否定されるのが一番怖いことです。本当に相談したいことが誰にも言えないのは、自分の心の生命線ともいえるような問題を、相手にその気持ちを否定されるのが怖いからです。
誰しも「そうだよね、辛かったよね」と言ってもらえる確証が取れるまでは、本当の気持ちは隠し続けます。
ですから、「こうかな?ああかな?」と常に自分に意識を向けてくれるあなたに、彼の警戒心は少しずつ解けて、やがて信頼に変わり、他の誰にも見せられなかった願望を見せてくれるようになるのです。


4.まずは受け入れましょう。

彼が見せてくれた願望は、ありのままに受け入れましょう。「でも」「無理」はここでは禁句です。その願望を否定したら、彼はその願望を取り下げ、適当なボーダーラインで楽しもうとシフトし、あなたに多くを望まない代わりに、あなたの望みも受け入れなくなります。
「無理だし」「こんなのやだ」と拒否するのは簡単ですが、その前に「彼の願望を、私はどうやったら楽しめる?」と、自分自身に問いかけましょう。
そして考えましょう。「わからない」も禁句です。楽しむための考え方や方法だけが正解です。否定するのではなく、彼の一緒に前進するための思考に変えましょう。


おわりに

つまり、床上手とは「相手を受け入れられる人かどうか」なのです。相手を受け入れるからこそ、セックステクニックが本当に活きてくるのです。(小室友里/ライター)
(ハウコレ編集部)

彼の心を離さない「床上手」になる方法