「新世紀エヴァンゲリヲン」の庵野秀明総監督によるゴジラシリーズ最新作「シン・ゴジラ」の予告編が公開され、話題となっている。 アニメーション作品で広く知られる庵野監督だが、大阪芸術大学在学中には、特撮映画「帰ってきたウルトラマン」を自主制作したほか、今回『シン・ゴジラ』で監督および特技監督を務める樋口真嗣の自主制作映画『八岐之大蛇の逆襲』にはレポーター役で出演するなど、実写特撮のマニアとしても知られている。 また近年では、同じく樋口真嗣とのタッグで実写短編作品『巨神兵東京に現わる』を発表。CGを一切使用していないにもかかわらず、国内外で高い評価を集めたことは記憶に新しい。

【詳細】他の写真はこちら

住居の屋根スレスレをゴジラの尻尾が通過するシーンなど、ありそうでなかったシーンがつめ込まれた一作ともなりそうだ。 そんな庵野が、名作「ゴジラ」を監督するとあっては、注目しない訳にはいかない。いまだストーリーは明らかになっていないが、予告編には東日本大震災を思わせるシーンが多数盛り込まれており、災害に翻弄される日本人の姿を描いた作品としての側面が強くなるのではとの憶測も飛び交っている。

御存知の通り、1954年昭和29年)に公開された第一作目の『ゴジラ』は、ビキニ環礁での核実験に着想を得て製作された作品であり、ゴジラは人間が生み出してしまった核兵器や放射能などへの恐怖を象徴している。予告編を見る限り、今回公開される「シンゴジラ」は、この『ゴジラ』の遺伝子を受け継ぐメッセージ性の強い作品となりそうだ。 「ゴジラ」シリーズの歴史の中でも屈指の出来となりそうな「シンゴジラ」。公開は7月29日よりスタートする予定だが、その前に様々な発表がありそう。日々公式サイトのチェックを怠らないようにしよう。 【キャスト・スタッフ】 長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ 脚本・総監督:庵野秀明 監督・特技監督:樋口真嗣 准監督・特技統括:尾上克郎 音楽:鷺巣詩郎
YATTAR JAPAN)

公式テイザービジュアル。 (C) 2016 TOHO CO.,LTD.