先日、私が別でやっている連載に対して、極めて分かりやすく、的を射たコメントが来たので是非「教えて！goo」の連載でもシェアしたいと思います。
私は沖縄で起きた痛ましい女性の暴行死事件の記事に関連して、あまりに少なくないメディアが「沖縄の米軍基地」と絡めて報じているのを見て、
・米軍基地は関係ないだろう
・一人のおかしな人間が犯した犯行で米軍基地を批判するのはヘイトスピーチの類である
と批判しました。こちらのコラムですね。もしお暇な方はぜひ。
・シンザト容疑者を「利用」してヘイトスピーチ報道を繰り返す「報道ステーション」などは頼むからもう少し勉強してくれ（長谷川豊「本気論・本音論」）（http://bit.ly/1TKya7O）
それに対して、「いえいえ、メディアは分かった上で報じているんですよ」と主張されるハンドルネーム『名無しです』さん。下記メッセージをシェアします。ぜひ読んでください。素晴らしいの一言。
「わかった上で報道してるんじゃないですかね。
『基地問題』が常に問題になっている
『沖縄』で
『米軍』に関係のある人物が
『事件』を起こしたわけです。
『伊勢志摩サミット』を間近に控え
『広島』に
『オバマ大統領』が訪れると報道されたタイミングにです」
ピースは揃っています。
「在日韓国人の一人がレイプ事件を起こしました」
ではピースが少なすぎます。
ピースが揃えばあとは都合よくはめ込むだけで世間の印象を操作できます。
そうすればわかりやすい見出しを作ることができ売り上げにつながる可能性があります。
先日の「アイドル刺傷事件」も同じです。
刺された方は現在はアイドルではないのにも関わらず、「アイドル」「ファン」という構図を取りたい。
さらに「動かない警察」というピースを手に入れたわけですからマスコミは「事実風」な報道をするわけです。
この「事実風」はメディアリテラシーのない人にはわかりやすく頭に印象付けられるので、操作しやすいでしょうね。
今回の長谷川さんのご意見と同様の記事を多く見かけます。
ヘイトスピーチという意見も多いです。
しかし私の意見としては「わかりやすいピースが揃ったのでそれらを組み合わせて報道しただけ」と見受けられます。 差別とかサヨクではなく」
メディアの本質を見抜き、こうして報道を切り取れる日本人がいることを心から歓迎します。実際に私は朝の情報番組で12年間、ニュースを伝え続けてきたわけですが、この『名無しです』さんのご意見には一言の反論もありません。
メディアは金儲けをしている集団です。それを見抜くことがメディアリテラシーの第一歩です。
長谷川豊（Hasegawa Yutaka）
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