乳がんで闘病中の妻・小林麻央に関する取材自粛を要請している市川海老蔵に対し、ダイヤモンド・オンラインが「海老蔵の取材自粛要請週刊誌が応じない理由」との記事で反論した。この記事を受けて海老蔵は、「大切なのは病という事です」と改めてメディアへ協力を呼びかけた。


海老蔵は25日に更新したブログで、「見ていくと… マスコミの方の意見が、まぁ 色々ありますね」と記事の所感を語り、「私的には私の事をとやかく言うのは構わないし取材するのも一向に構わない」と改めて取材への考え方を説明。そして、「でもやはり大切なのは病という事です。それは多くの方の言葉にもあるように すこし理解がほしい、ただそれだけです。」と思いを綴った。


ダイヤモンド・オンラインの記事では、海老蔵の気持ちには理解を示すとしながらも、「引き下がったら、雑誌メディアは存在意義を失う」、「海老蔵氏はその自粛要請がご自身とメディアとの決別を意味していることを理解しているだろうか?」、「祝い事を報じたように、訃報のような不幸をはじめゴシップやスキャンダルも同様に追わせてもらう。それがフェアな報道だからだ」と取材についての持論を展開。「それでもなお週刊誌をひどいと思う人は週刊誌を読まなければいいだけの話だ」と断じた。海老蔵に対しては、「自粛を要請するのでなく、メディアとぎりぎりの折衝をしてほしい」と要望した。


脳科学者の茂木健一郎氏は、「この記事の趣旨には疑問符。芸能人のプライバシーを書くことに公共性はほとんどないと思います。ましてや人の命のこと。」とTwitterにコメント。このほかにもネットでは、「取材させないなら襲名披露無視するって脅迫じゃん」、「命に関わるからお願いしてるのに、これじゃ『報道の自由』という名の暴力だよ」、「こんなだから雑誌売り上げも視聴率も下がるんだろ」といった批判的なコメントが多く寄せられていた。

画像はTHE PAGEライブ ストリームより