第二次世界大戦は、世界が真っ二つに分かれた戦争といわれています。日本は、ドイツ、イタリアとともに枢軸国の一角をにない、太平洋戦争において、アメリカ、イギリス、中国、オランダを相手に戦いました。
中立国がある
ですが、第二次世界大戦では世界中のあらゆる国が参戦していたわけではありません。中立国も存在しました。代表的な中立国としてはスイスでしょう。それでも当時はヨーロッパの全域が戦場となっており、ナチスドイツやイタリアと隣接する立地にあったスイスでは、しばしば戦闘が発生しました。さらにナチスドイツの隠し財産がスイスにあったこともあり、完全な中立であったとは言いがたい国です。
ヨーロッパに多い
さらに、ヨーロッパには多くの中立国が存在しました。アイルランドや、イタリア領内にある小国であったサンマリノ、バチカンといった国は中立を宣言しています。イタリアとフランスに挟まれた小国であるモナコも中立を保とうとしますが、イタリアによって占領され、イタリア降伏後はドイツによって占領されています。中立を宣言したとしても、地政学的な観点から、どうしても完全な中立を保てないという状況があったのです。スイスとオーストリアに挟まれたリヒテンシュタインは、ナチスの影響が強くなったため、選挙を無期限に延期することで中立を維持しました。
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