作家の坂本夏海氏が、イギリスで出会った作家たちとのグループ展を、アキバタマビ21にて開催する。

日本とイギリスを中心に活動する同世代のアーティスト6名(出津京子、榎本浩子、坂本夏海、ジョーゼフ・ポッパー、平山真澄、マシュー・ヒギンズ)による写真、映像、ドローイング、インスタレーション作品が発表される。


我々の日常へのまなざしは、フィクションと現実の狭間を行き来している。

インターネット上ではプライベートな出来事を見えない他者へ無防備に語っている人びと。
顔の見えない相手と交わしているコミュニケーションの数々。
パブリック空間といつどこでもオンラインで繋がることが可能な環境。
我々の日常の視点は、他者に見られることを意識し続け、まるでコントロールされているかのようだ。

ありふれた日常がいつも非日常と隣り合わせに在ることを、自然による災いや人間の争いの記憶から学び続けてるとも言える。

繰り返す日々の儚さとむなしさに愛おしさを込め、目の前の景色を注意深く見つめる時、世界は無数の小さな物語の集合体のように見える。

そこは、夢と現実が曖昧な世界。
我々は果たしてフィクションと現実の境界を認識することが出来るのか?


◆関連イベント
●アーティストトーク:7月9日(土)16:30~17:30
・参加作家による作品紹介とディスカッション(通訳付き)

●オープニングパーティー:7月9日(土)17:30
【場所】展覧会会場にて

●トークイベント:7月10日(日)16:30 ~ 18:00
ゲスト:三田村光土里 氏(美術家)聞き手:坂本夏海(企画者・参加作家)
【場所】展覧会会場にて

●ワークショップ
・平山真澄によるワークショップ 「アッシュコーヒーと朗読会」
7月17日(日)15:00~16:00
【場所】展覧会会場にて
作家がアッシュコーヒーをふるまい、参加者と一緒に物語を朗読します。

マシュー・ヒギンズによるワークショップ 「My Dream Island わたしのゆめの島 」
7月24日(日)11:00~16:00 (通訳付き)
【定員】8名 
【参加費】無料 
【対象年齢】10歳~高校生
【場所】3331 2F会議室にて ※材料は会場で用意しています。
※汚れてもよい服装でお越しください。
※完成した作品は写真をひとりにつき一枚撮影させていただきます。
ウェブ等に掲載の可能性がありますが、ご了承ください。
ご予約・お問い合わせはこちらへ:nsmh.workshop@gmail.com( 坂本)

ジョーゼフ・ポッパーによるワークショップ 「スーパー・ヒューマン」
多摩美術大学の学生との映像制作。 完成した映像作品は展覧会場にて展示予定。


◆アーティスト:石坂翔、蔭山忠臣、松本奈央子、樽井英樹

◆スケジュール
2016年7月9日(土)~2016年7月29日(金)
12:00〜19:00(金・土は20:00まで)
火曜休場

◆場所
アキバタマビ21
東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202)


2016/7/2 時点の情報)

日常のフィクション - 日英アーティスト達が紡ぐ6つの物語