アメリカで先行リリースされた、任天堂のスマートフォン向けゲーム『ポケモンGOPokemon GO)』が大ヒットとなり、日本での近日配信が報道されている。これを受けて、内閣サイバーセキュリティセンターが「ポケモントレーナーのみんなへおねがい」と題し、注意事項が書かれたイラスト付きチラシをサイトで公開した。

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 きっかけとなったのは、リリースされた各国でゲームのプレイヤーによる珍事や事故が多発したことだ。『ポケモンGO』はスマートフォンを片手に現実の街中を移動すると、ポケモンや他のユーザー(トレーナー)と出会うことができる。そのためプレイヤーは“歩きスマホ”をすることとなり、ポケモン探しに熱中するあまりに交通事故にあったり、立ち入りが禁止された区域に入ってしまったりとトラブルが多発。中にはプレイヤーを狙った強盗も発生しているそうだ。

 世界中での『ポケモンGO』人気の影響で、日本での正式リリースを心待ちにしている人も多いだろうが、これには政府も警戒している。

 ゲームをプレイする上で、「1.個人情報を守ろう」「2.偽アプリ、チートツール注意」「3.お天気アプリは必ず入れよう」「4.熱中症を警戒しよう」「5.予備の電池を持とう」「6.予備の連絡手段を準備しよう」「7.危険な場所には立ち入らない」「8.会おうという人を警戒しよう」「9.歩きスマホは × ですよ」といった9項目で、急増するであろう“ポケモントレーナー”(ポケットモンスターを取り扱う者の総称)に注意を呼び掛けている。

「ポケモントレーナーのみんなへおねがい」が話題に (※内閣サイバーセキュリティセンターが公開したチラシ)