「さあ集中して一仕事！」というときに周囲の音を遮断するためにヘッドホンでBGMを流しながら作業する人は多い。かくいう筆者もその一人であるが自分を含めた周囲で作業用BGMを探すのに苦労しているという話をよく聞く。もちろんiTunesやWindows Media Playerには購入してリッピングした音楽データで満載だったりするが何度も聞いてる間に正直聞き飽きてしまったという人もいるだろう。
そんなときはニコ動やYoutubeなど「作業用BGM」なんてキーワードで検索しているのだが、これだと聞きたいアーティストになかなかたどり着けない。Youtubeで検索するとずらずらと出てくるのはいいのだが別のクリップを再生するためにクリックしていかないといけない。そういう面倒さがあるから楽曲をつなげてしまい数時間ぶっ通しの作業用BGMが作られたりしているわけだ。

さらに言えば、この作業用BGM、著作権的にはグレーというかもう真っ黒なモノのほうが多いわけで、また聴きたいと思っても「権利者の申し立てにより削除」「こんにちは時報女です」で始まるお決まりの文句という憂き目になっていることが多い。こういうことがあるため、mp3検索などしようものならそれこそ大変なことになってしまう。

「なるべく火の粉は浴びたくないがBGMは聞きたい」という虫のいい筆者のような人に向いているのが「Musictonic」というサービスだ。はてぶでも1000ブクマを超えさらに増えそうな勢いだ。トップページは検索ウィンドウだけというシンプルさだが、聴きたいアーティスト名を入力して検索するとYoutubeからクリップを拾ってきてプレイリストを生成しウィンドウ左側に表示してくれ、そのまま再生が始まる（図1）。Youtubeにアップされていて、日本から閲覧できる楽曲なら何でも楽しめる。もちろん中には思い切りグレー＆真っ黒なモノも含まれるので権利者側から見ると、かなり頭の痛いサービスであろう。


著作権問題に対して真摯に対応しようとしている動きのあるYoutubeをベースにしているので漢字だらけの表示でmp3が丸ごとダウンロードできてしまうような再生サイトよりは何倍かまともであろうが、利用には注意が必要だ。

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