アジア大陸とヨーロッパ大陸は地続きとなっています。2つとあわせてユーラシア大陸と呼ばれることがあります。そもそもアジアとヨーロッパの大陸の境目はどこになるのでしょうか。

トルコが境目

アジアとヨーロッパ双方の、姿を持っている国としてトルコがあります。特に首都のイスタンブールにある、ボスポラス海峡は古くからヨーロッパとアジアの境目として知られていました。この海峡はもっとも広いところで3700メートル、狭い場所ではわずか800メートルしかありません。アジアからはヨーロッパが、ヨーロッパからアジアが、目と鼻の先に見えるのです。

ほかの境目は?

ヨーロッパ大陸とアジア大陸の境目はほかの場所ではどこになるのでしょうか。まず南側はトルコにあるダーダネルス海峡です。さらにボスポラス海峡を越えて、北へ行くと黒海からコーカサス山脈、カスピ海を北上しウラル山脈を北に進み、ロシアのカラ海に至るといわれていました。ですが、これはかなり古い定義といわれています。実際に、この定義にならっているとすれば、ロシアの大部分はアジアになりますし、さらにカスピ海に接するカザフスタンの一部もヨーロッパとなります。

感覚としてヨーロッパは?

感覚としてのヨーロッパの境目はどこになるのかといえば、もともとソ連であったバルト三国ベラルーシウクライナモルドバといった国々はヨーロッパといっていいかもしれません。さらに、ロシアの西部にあるモスクワもヨーロッパといっていいでしょう。ですが、モスクワより東のロシアはヨーロッパであるだろうかといえば、かなり定義は曖昧になります。

感覚としてのアジアは?

一方で感覚としてのアジアはどのあたりになるでしょうか。トルコは間違いなくアジアであるとしても、旧ユーゴスラビアの南欧のあたりはヨーロッパの雰囲気があります。やはり最大のアジアの果てというのは、トルコと見ることができるでしょう。

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