先日、「教えて!goo」では「ゴキブリを捕食する『アシダカグモ』は、殺虫剤より効果的?」という記事をリリースした。ちょっと驚いてしまうようなタイトルだが、害虫を主食にし、ゴキブリの天敵だという「アシダカグモ」が家に住んでくれればゴキブリがいなくなるのでは? という内容である。

記事では「石川県ふれあい昆虫館」の方にアシダカグモを一般家庭で手に入れることの現実性などをたずねているのだが、採集は難しいとのこと。さらには、そもそもアシダカグモが家にたくさんいる状態は果たして快適なのだろうかという、根本的な問題も……。

これに対し、配信先のmixiニコニコニュースのユーザーから多くのコメントが寄せられた。この驚きの「ゴキブリ撃退法」について、みなさんがどんな意見を持っているのか紹介してみたい。

mixiユーザーは「どっちも嫌」派が大半

まずmixiユーザーの意見を見ていくと、ゴキブリも嫌いだけど、部屋に大きなクモがいるのだって同じぐらい嫌、という主旨の意見が多く目についた。ちなみにアシダカグモは足先まで含めると10センチほどになるものも。で、でかい……。

「ゴキブリも怖いけど、基本蜘蛛も怖いんだよなぁ。アシダカグモとか、無理。虫というもの全般が生理的に無理!」、「アシダカグモは、ゴキブリより気持ち悪いわ!! 夢に出るもん! うなされるもん! すんげー跳躍力やで。3メートルくらいポーンと跳ぶ。自分に向かって跳ばれたら絶叫するのは間違いない!」、「こいつが大丈夫でゴキブリダメなやつっていんのか?」、「どっちも嫌じゃあああああああああああああ」などなど。確かにゴキブリが嫌いな人には虫全般が苦手な人が多そうである。「両者もろとも捕食するもっと『可愛い生物』は居ないワケ??」という意見があるのもうなづける。

また、アシダカグモが思惑通りゴキブリを食べてくれるとしても、その捕食シーンが怖すぎるという意見がある。「ゴキブリを捕食してる図柄は相当ホラー。軽く失神した」、「アシダカさんがゴキブリを捕食する瞬間を見たことがある。部屋に出たゴキをアシダカさんの方へ逃げるようにプレッシャーをかけてじわじわ追いやったら、近づいた瞬間、バクっと食いつかれた。あの時、家の中が野生の王国だった」など、これは筆者的には直視できなそうな場面である。

ニコニコニュースユーザーには人気が高い「アシダカグモ

アシダカグモ」はその狩猟能力の高さから「アシダカ軍曹」やただ単に「軍曹」といった愛称でも呼ばれているのだが、ニコニコニュースユーザーの間では“軍曹人気”が高いように見受けられた。

「古い家だから割と軍曹出てくるよ。今の時期、子供軍曹出てくるからくっそかわいい」(tetraさん)、「軍曹ならベランダにいたな。おかげでGが出ていない」(DROPさん)、「アシダカ軍曹、初見ではびっくりするけど慣れてくると可愛く見えてくるんだよな」(トミーさん)、「軍曹は気配を感じると空気読んで逃げてくれるから許せる。ゴキブリはこっちに来るから許さん」(dainasoさん)、「もっと軍曹をたたえるべき」(イェスさん)など、mixiユーザーにもアシダカグモを称賛する声はあったのだが、より愛の強いユーザーが多いようだ。

とはいえ、ニコニコニュースのユーザーの中にもアシダカグモの大きさについては苦言を呈する声が多い。「隣の家の壁に14センチくらいの軍曹が出てきてしばらく半泣きで動けなかったのはいいトラウマ」(ねおはるさん)、「軍曹魅力的なんだけどいざ目の前に出てくるとでかいわ早いわで怖いよね」(ユーツさん)、「アシダカグモは見た目がゴキ以上にヤバいと思う奴もいる筈。だってあいつらCD並みにデカいのに動きがアホみたいに早いんだぞ」(BORDER.C...さん)など、動きも早いとなると、部屋に現れたら悲鳴を上げてしまいそうである。

中にはこんな意見もあった。「軍曹が赴任している事自体が『部屋掃除せぇ』という軍曹からのお叱りと取ることもできるのだ。だから清潔にしようね!」(追跡者ネメシス...さん)

まさに、部屋を清潔にし、ゴキブリや蜘蛛が生息する余地のない状況を作れるのが一番の解決策だという気がする。

正直、アシダカグモと聞いて最初はピンとこなかった筆者だったのだが、今回みなさんのコメントを読んでいくうちに、昔、コテージに宿泊した時に、突然現れたあの巨大な蜘蛛こそが“軍曹”だったのか、と気づいた。その時の筆者は叫びながらコテージの外へ飛び出し、友人に軍曹を外へ出してもらったのだった。

あの時の恐怖を思い出すと……やはり部屋には両方いない方が嬉しい!

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

ゴキブリ撃退のために「アシダカグモ」を飼う?ニコニコニュースとmixiに寄せられた意見まとめ