東山紀之主演の平成“必殺”シリーズ最新作となる「スペシャルドラマ 必殺仕事人2016」(テレビ朝日系)が、9月25日(日)夜9時から放送されることが分かった。

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同シリーズは'07年に復活を遂げ、本町奉行所の同心・渡辺小五郎(東山)をはじめとする仕事人たちが暗躍する姿を描く。昨年の「―必殺仕事人2015」で30年ぶりに“必殺”シリーズに登場した遠藤憲一も、瓦屋の陣八郎として正式に仕事人に加入する。

また、おなじみの松岡昌宏知念侑李、和久井映見、生瀬勝久、中越典子、野際陽子らレギュラーキャストも集結。

そして今回のゲストで安田顕寺島進が出演する。安田は私腹を肥やすためであれば、命令一つで人の命を奪うことも厭わない監察方番頭(かんさつがたばんがしら)・朝比奈藤十郎を演じる。

そして、寺島が演じる役柄は小五郎と同僚の同心・結城(田口浩正)の前に久々に現れた、幼なじみで謎の多い絵師・鬼頭新之助。安田と寺田が魅力的な悪役を演じ、必殺ワールドをより一層盛り上げる。

東山は「仕事人をさせてもらって9年目。藤田(まこと)さん亡き後、僕らでも随分やってきましたけど、藤田さんの必殺にちょっと近づいてきたかなという気がします。ぜひ見ていただいて、皆さんにどのような思いを持っていただけるか、僕たちも楽しみにしています」とアピール。

松岡も「僕の40年の人生で、約4分の1は(演じている)涼次ということになります。こんなすてきでうれしいことはない」と喜びをあらわにした。

ことしでリュウを演じて3年目となる知念は「リュウも僕もまだまだ新米。今回はそば屋です! 前回は遊郭のお手伝いで、初回はお坊さん。定職に就けないところもいいんじゃないかと思います(笑)」と、自身が演じる役の魅力を明かした。

今回出演する安田については「初共演ですが、いろんな方々から『安田をよろしく』と言われまして、愛されている方なんだなぁと撮影前から感じていました。そんな安田さんと対決できるのは、よりやりがいのある仕事でした」と東山は明かしつつ、「役柄上、ある程度の距離感が必要でしたので、よろしくと言われましたが、放っておきました(笑)」とニヤリ

また、3回目の出演となる後輩・知念については「末っ子というか、彼が持って生まれたものだろうけど、大人たちの目線が自然と知念に向けられるということが最近分かりました。グループの中でも責任を与えるとものすごく面白くなるんじゃないかと思います」(東山)、「今回のリュウは悲しさと悔しさ、それからつらさの表現を求められていたかな。対決する相手も寺島さんだから、そりゃもう苦しいでしょ。最後のシーンなんかは特にボロボロにされるので、その中で徐々に仕事人としての厳しさが生まれてくるんでしょうね」(松岡)と、それぞれ期待を込めた。

今回、絶体絶命のピンチに陥るシーンに挑んだ知念は「リュウの川での仕事シーンは早くも定番、今回が今までで一番冷たい川でした(笑)」と、極寒の中での撮影を振り返る。

そして「前回、『練習しています!』と宣言していた、“仕事”をするときの厳しい目つきは…(周りを見回し)まだイマイチみたいです(笑)」と苦笑いしつつ、「表の顔と仕事をするときの変化は大事だと思うし、それを見せられたら格好いいと思います。回を重ねるごとに僕もリュウと一緒に成長していけたらなと思っています」と力強く宣言した。

小五郎(東山紀之)は安田顕が演じる最恐のモンスター役人(?)朝比奈藤十郎と対決する