女優で歌手のソニン(33歳)が、8月25日に放送された情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に出演。かつて活動していたユニット・EE JUMPや、その相方だったユウキ(※当時の芸名)について振り返った。

この日番組では、「アイドルから女優へ ソニンの今…」との特集で、ソニンのインタビューを放送。ソニンは、元モーニング娘。後藤真希の弟・ユウキと共に結成したEE JUMPで2000年にデビューしたが、当時は「EE JUMPやってるときは私なんて無名だったので、彼のほうが“弟”といった意味では周りから認識あったので…」と、ユニット内格差を感じていたという。

そして2001年8月に起きた、新曲のプロモーションで訪れていた仙台でのユウキ失踪事件については「(失踪の予兆に)気付いてなかったってことですよね。私も私でいっぱいいっぱいでしたし、もう少し、彼に気を配ってあげられていれば、そういうことも避けられたのかなっていう、そっちの責任感のほうが強かったような気がします」と、反省の言葉を並べた。

ちなみに、ソニンユウキの間には「(ケンカなどは)全くないです(笑)」とのこと。そして「はっきりしときますけど、(失踪と)私は関係ないですからね。私とケンカしたから逃亡したってことは全くないです」と続けた。

その後、ユウキは謹慎期間を経て復帰したが、2002年に今度は新たなスキャンダルを起こし、結局EE JUMPを脱退。ユニット自体、無期限活動休止(事実上の解散)となり、ソニンは半ば強制的にソロデビューする形となった。

そんなユウキへの率直な想いとしては「許せないっていう気持ちはいまだにないですね。結局、EE JUMPの時代も彼がいて持ってたのは自分でもわかっていたし、私1人でやっていかなきゃいけない、それだけの力はあるのかってなった時に、やっぱりなかったので、自信もなかった」と、特にわだかまりはないという。

また、ソロ活動では2003年に発売したシングル「カレーライスの女」で見せた“裸エプロン”が大きな話題を呼んだが、これについては「NOっていう選択が私にはなかった。これやらないと(芸能界に)残れないって…」と回顧。本人は「こんなの需要あるのかな?」「私が裸エプロンやって、こんなのどうなのかな?」と思いながらも、「とりあえず言われる通りやろうっていう気持ちでやった」と、当時の心境を告白した。

歌手活動、およびテレビ出演は徐々に減少し、現在は主にミュージカルの世界で活躍、舞台女優として演劇賞も受賞している。

「皆さんは急に消えたとか、いまだに『ソニンって芸能界干されたんでしょ?』ぐらいの感じで言われるのを結構耳にするんですけど、すごく舞台の魅力にはまってたし、舞台をもっとやっていきたいって気持ちになった」と舞台への思いを明かし、「いろんなショックなこととか、凹むこともいっぱいあるんですけど、いろんなことやってきたので、それに比べれば全然平気、みたいな気持ちでやれる。免疫みたいなのがありますので、そういった意味では強く強く前に進めるパワーっていうのは、あそこ(EE JUMP時代)にあるかなっていうのは確実に言えますね」と明るく話すソニンだった。