皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。
手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。
※許可を頂いたものだけ掲載しています。※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。


◇LOVEなLINEは「LL」

女性ってわかりやすい。特に何か話したくてうずうずしている女性。今日のルリさんは一目会った時からそんな雰囲気だ。当たり障りのない最近の天気の話しや、先月からのジェルネイルのもちについて話した後で、待ってましたとばかりに少し声のボリュームが上がる。「ていうか、今、彼氏とケンカ中なんですよ」「おっと。どうしたんですか?」「なんか、どっかの女とLLしてて」”LOVE”な雰囲気のLINEを「LL」と呼ぶということを知らなくておばちゃんは一瞬「?」になってしまったわけですが、気分を戻しつつ話に戻りました。「別にそういんじゃないとか言ってたけどありえなくないですか?!」それはありえないですね。


◇でもそのケンカ活かそうよ

でも、そのケンカ活かさないと、女としてちょっともったいなくないですか?「ムカつくからシカトだ!」「あっちが悪いからシカトしてんのにあっちが謝ってこないなんてありえない!」それじゃただのヒステリー女ってもんです。彼とのケンカって、ここで終わりになるのか、女としての株が上がるのか、大事なポイントなわけですよ。ムカつくはムカつきますけどね。彼をとっちめる方法は「怒り」だけじゃないわけです。


◇彼のパターンはどれ?

彼はモテたいタイプですか?モテが嬉しくて他の女といちゃいちゃしてるだけなら「モテるじゃん!すごくない?」褒めてあげてなんぼです。「でも、浮気したらモテなくなるよ」ちゃんと教えてあげましょう、女の連絡網の広さ。
ヤキモチ焼かせたくって悪さしている感じですか?じゃ、ちゃんとヤキモチ焼いてあげましょう。「俺って愛されてる」て感じさせてあげるくらい安いもんです。それで機嫌が良くなるなんて、簡単でいいじゃないですか。相手につられてLINEに付き合っている内に、社交辞令の延長でLLしちゃってる感じですか?
だとしたら、ちょっと悲しんでみましょう。彼の良心が傷めばこっちのもんです。その子のことホントに気に入ってる感じですか?チャンスがあったらそっちに行きたいみたいな?それ、引き留めても無駄ですね。うっかり、こっちが「浮気相手」じゃないか確かめておきましょう。


◇おわりに

基本、女はヒステリーと思われがちです。でも、かしこい女は感情で動きません。感情で動いても男性から見たらウザいだけの場合が多々あります。自分が想像していたのと違った反応が返ってくると「あれ?」「どうしてそういう反応なの?」と相手のことが気になってくるというもの。
こっちに意識を向かせるってそういうこと。「こいつってこんな反応するんだ」なんて新鮮さを味わわせてみたり、「案外懐広いんだな」なんて感心させてみたり、彼とのケンカの反応を「怒り」以外にすると、彼女レベルが少し上がったりするんです。このチャンスを活かしちゃいましょーよ。主導権はこちらです(大きな声じゃ言えないですが)
ルリさん、長めのまつげを揺らして何か考えている感じ。いつもの笑顔の目の奥に軽く怒りも含んでいい目になりました。
「怒り」だけをぶつける作戦は得しません。女性はかしこく。ね。(川上あいこ/ライター)
(ハウコレ編集部)

―あのコの恋愛事情― #ケンカした日こそ彼女レベルUPの裏技 編