moenai.jpg 神戸新聞アルバイト募集のキャラクターとして登場し、ネットの話題をさらった「いまいち萌えない娘」。ニコニコニュースに掲載された紹介記事にも300件近くのコメントが寄せられるほどの反響があった。さらにニコニコ動画では、この「いまいち萌えない娘」に関するユニークな"動き"が出ている。「なぜ萌えないのか」論争が盛り上がり、「こうしたら萌えられる」と、アレンジされた二次創作動画が多数投稿されているのだ。

 「いまいち萌えない娘」の発端は、神戸新聞が「萌え関連ニュース」レポーターのアルバイト募集をしたことによる(現在は募集締め切り済み)。その募集要項に添えられていたのが、全身青ずくめ・ツインテールの少女のイラストと、「右のキャラクターが、いまいち萌えていない理由を3つあげなさい」という"問い"だった。ニコニコニュースの読者からは、この「いまいち萌えない娘」に対して、各々が考えた萌えない理由が挙げられた。「青すぎる」「目が大きい」「顔のバランスが悪い」といった直感的な意見や、「構図が悪い」「色の塗り」といった分析的なものまで様々だ。中には「某歌姫に見える」という核心をついた回答も見られた。

■「いまいち萌えない」論争は二次創作動画へ

 この論争は、ニコニコ動画にも飛び火。「いまいち萌えない娘」は、「今井知菜」「右のキャラクター」などと名付けられ、動画投稿ユーザーによる「こうしたら萌えられる」という二次創作作品を生み出すことになる。ニコニコ動画のタグにおいて「いまいち萌えない娘」「右のキャラクター」「今井知菜」で検索してみると、約40件もの動画が表示される(2011年1月19日現在)。

 たとえば、3Dアニメーション作成ソフトMikuMikuDance」で作られた次の動画には「動き出したら可愛く見えてきたww」「動くのみたら萌えてきた」といったコメントが寄せられている。どうやら視聴者もこの論争を楽しんでいるようだ。


 さらに、"MAD"動画まで登場。以下の動画では、思わず吹き出してしまいそうな踊りを披露する「いまいち萌えない娘」に、「きめぇwww」「こっち見んなwww」「こえええええ」「爬虫類みたい」「むかつくw」といったコメントがされ、盛り上がっている。


神戸新聞社二次創作、楽しんで」

 論争の枠を超え、1人のキャラクターとしてその地位を確立しそうな勢いの「いまいち萌えない娘」。二次創作の盛り上がりについて、「娘」の生みの親、神戸新聞はどのように思っているのか。同新聞メディアデジタル情報部の西栄一さんにたずねると、

二次創作物の配布は許諾の必要なく楽しんでいただきたいと考えています」

と動画制作者にはうれしい答えが返ってきた。

同人誌に掲載したり、フィギュアを製作したりする方がおられるかもしれません。できましたら弊社も一緒に楽しませていただきたいので、その際はぜひお知らせいただけましたら幸いです」

と付け加えることも忘れなかったが・・・。「いまいち萌えない娘」の今後の公式的な展開については「可能性はある」との返事。公式でも二次創作でも、更なる盛り上がりを見せそうな「いまいち萌えない娘」。西さんは「『萌え』は東京だけではなく、地域に根ざす大切な文化として育ってほしい」と期待をのぞかせている。

【関連サイト
いまいち萌えない娘(神戸新聞社) ニコニコニュース記者による全一問一答

(中村真里江/丹羽一臣

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