同姓同名で得した人、損した人は多いだろう。それが、日本を代表するスーパースターであるSMAPならばどうだろうか。

 木村拓哉が“抱かれたい男ランキング”でトップを死守していたころは、「拓哉」という名前の子どもが激増したという。もちろんSMAP世代が親になり、息子に名付けたからだ。

 そんな当時の影響をモロに受けた男性がいる。そのひとりがフジテレビの木村拓也アナウンサーだ。

 まさに“キムタク”そのまま。生まれてこのかた名前負けする人生を歩まざるを得ず、名乗ると驚かれ、カラオケボックスへ行けば決まってSMAPの歌をリクエストされたというから災難な人生だったろう。

「少しでも差別化を図ろうと、あだ名を“キムタック”にしたそうですが、思ったほどの効力はなかったそうです」(エンタメ誌ライター)。

 自己紹介をしたときのファーストインパクトは、いつもスゴかったらしい。

 野球界のキムタクといえば、故・木村拓也選手(巨人1軍内野守備走塁コーチ)だ。宮崎県出身の木村さんは日本ハムに入団後、広島、巨人で内外野に加え、捕手もできる選手として活躍。09年に現役引退後、翌10年に球場で倒れ、帰らぬ人となった。奇しくもキムタク本人と同年齢。37歳での急逝に、SMAP拓哉も胸を痛めたという。

 アイドル、アナウンサー、元野球関係者。有名人で“キムタク”は3人もいたのだ。

(北村ともこ

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