外食で同席した人に「それ一口ちょうだい」と言われたら、どんな気持ちがするでしょうか。9月末、「発言小町」に「『それ一口ちょうだい』と言われるのが死ぬほどイヤ!!」と訴えるトピックが立っていました。(文:篠原みつき

トピ主は、夫婦で外食をすると妻から必ず「そのトンカツ一切れちょうだい」などと言われ、その瞬間「ものすごい嫌悪感が走る」といいます。断れば「10倍返しで喧嘩を吹っ掛けられる」ため渋々我慢しているそうですが、妻のこんな言い分にどうしても納得いかないとのこと。

「少しも分けようとしない人は卑しい。お互いに少し食べてみた方が楽しいし、それ位できないのはケチくさい」

「夫でも菌を共有したくない!」イヤ派の気持ちは強烈

対してトピ主は、「人が食べようとしているものを分けてくれという人の方がどう考えても卑しい」と考えています。また、妻も刺身定食から一切れの刺身をくれるが、自分はトンカツが食べたいのであり、刺身とトンカツをおかずに食べられるご飯の量が違うので「等価交換ではない」と不満が止まりません。

「交換したいのであれば、相手が気持ちよく応じる位の比率で交換してくれ」と主張し、身内とはいえ「相手が嫌がっていることをしてくるのか不思議でなりません」と訴えていました。

これに対して、コメントは「私も大嫌い」という反対派の意見が目立ちました。「不衛生」「ずうずうしい」「食事のペースを乱されるのがイヤ」等のほか、こんな声もあります。

「仕方ないのでしぶしぶ付き合いますが、げんなりします。料理がだいなし」
「嫌がってる相手から、一口むしり取る方がどう考えたって卑しいでしょう」

中には「夫が一口ちょうだい派で虫唾が走ります。損とかの問題ではなく、菌の共有をしたくありません」という人も。「お金を出してあげるから新しいものを注文して、私のお皿は一切触れないで」とまで書いていて夫婦関係が心配になります。イヤ派の人たちからは、とにかく強烈な嫌悪感がさく裂しています。

問題なのは相手が嫌がっているのに要求すること

一方、「する派」の人たちは「皆で分け合って楽しみたいだけ」「美味しかったらあげたい派」「女性は色んな味を少しずつ楽しみたい」などと気軽に考えている人が多いようです。中には「懐が狭い!!見ず知らずの他人にやる訳でもなし、愛する嫁さんに言われたんやろう。もう少し太っ腹な男になりなさいや」と諭す人も。

しかし、個人で注文した料理を「ひとくち」分け合うのは家族や相当親しい仲でしかしない、という声は「する派」からも聞かれました。料理や店の雰囲気にもよるので、マナー的に全面OKというものではないでしょう。

筆者も家族間ならばイヤではありませんし、むしろ味見し合って楽しむほうですが、「嫌だと言っているのに勝手に奪いとられた」という証言には驚きました。それで相手に「あなたもどうぞ」と言われても楽しく食事できるわけがありません。

スレッドでも多くの人が指摘したのは、「奥さんに思いやりがない。たかがトンカツ一切れというより、嫌だと知っているのに要求する行為が問題」という部分です。

相手があからさまに嫌がっているのに自分の価値観を押し付けるのはどうかと思います。夫婦なんだからと油断すれば、知らぬ間に亀裂が生じて取り返しがつかない事態に陥るかもれせん。

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