写真特集「魂ネイション2016」後編。およそ100点の会場写真とともに見どころをレポート!
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2016年10月28日(金)・29日(土)・30日(日)の3日間にわたり東京・秋葉原で開催中の「TAMASHII NATION 2016」(魂ネイション2016)」。こちらは年に1度のバンダイ大人向けフィギュアの祭典で、総数500点ものロボ、ヒーロー&ヒロインの商品が一斉に展示されています。
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“特撮もの”オンリーでレポートした前回の記事に続いて、今度はアニメ・漫画・ゲーム発のフィギュアを厳選して掲載。商品化未定のアイテムも多数ありますが、購入できるものは価格などのデータもところどころで併記しながら紹介していきましょう。
「超合金魂」いよいよ20周年へ。「ゴライオン」や「トイ・ストーリー超合体」も!
まずは「マジンガーZ」や「デビルマン」を中心に構成される“DYNAMIC CHARACTERS”エリアを見ていきます。「マジンガーZ」から「超合金魂」が始まって20年を迎える来年は、「D.C.=ダイナミッククラシックス」なるシリーズが始動。同シリーズでは最高の懐古(クラシック)回帰をコンセプトに、かつての人気フィギュアが次々にリメイクされる予定です。
そんな「D.C.」シリーズの目玉となるのが『超合金魂 GX-70 マジンガーZ D.C.』(価格:1万4040円/2017年1月28日発売予定)。本製品の展示コーナーには、未発表の『グレートマジンガー D.C.』や『ゲッター1 D.C.』の姿も。
「超合金魂」よりも小さめのサイズで商品化されたアクションフィギュア「スーパーロボット超合金」シリーズでも「マジンガー」ファミリーが勢揃い。「鉄(くろがね)仕上げ」という美麗な塗装が施されたマジンガーZ・グレートマジンガー・グレンダイザーの3体をコレクションできます。
(画像はいずれもクリックで拡大)
“DYNAMIC CHARACTERS”展示の中で異彩を放っていたのが、「マジンガーZ」の発進シーンを再現する電動ディスプレイ(参考出品)。光子力研究所の地下からせり上がって地上に出てくる、あの有名なシーンを再現しています。ロボ+基地は男のロマン! ぜひこちらの動画で確認を。(YouTube:1分30秒)
また、「超合金魂」の新作としては、この年末に発売を控えた「百獣王ゴライオン」の展示も見逃せません。ライオン5体合体のド迫力!
『超合金魂 GX-71 百獣王ゴライオン』(価格:3万2400円/2016年12月発売予定)
ちょっと毛色の違う超合金アイテムとしては、「トイ・ストーリー」の登場キャラを大胆アレンジして合体ロボにしてしまった「超合金 トイ・ストーリー」シリーズも一見の価値ありだったりします。こちらは2つの合体ロボを揃えて、それらを合体させることで超巨大ロボが完成するというとんでもない仕掛け。
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ガンダム関連では「ガンダムF91」最上級モデルや「SDガンダム」が盛り上がる!
“GUNDAM”エリアの主役となるのが、ガンダム版「超合金」ともいうべき「METAL BUILD」シリーズの新作──「ガンダムF91」です。本製品では、メカデザインを担当した大河原邦男さん考案による新しいギミックも各部に採用。ディテールも超緻密に描きこまれており、「ガンダムF91」究極の完成品フィギュアとなりそうです。
『METAL BUILD ガンダムF91』(価格:2万520円/2017年3月発売予定)
(▼写真ギャラリー/ガンダム関連新作フィギュア)
また、ガンダムに関してはもうひとつ注目の的となっているのが「SDガンダム外伝」。現在30代前半ぐらいのガンダムファンにとって非常に懐かしい「ナイトガンダム」関連のアイテムが展示されています。
『SDX 神聖騎士ウイング』(価格:1万1880円/「魂ウェブ」限定商品・予約受付中)
SD→リアル頭身の“逆輸入”ともいえる「ナイトガンダム」も。こちらの参考展示品は、『METAL ROBOT魂<SIDE MS>騎士ガンダム(リアルタイプ)』と称されたもの。
2017年には「SDガンダム外伝まつり」なる新展開が企画されているとのことで、ナイトガンダムファンにとって来年は重要な年になりそうです。
(▼写真ギャラリー/「SDガンダム外伝」関連展示)
その他ロボも「マクロス」「パトレイバー」など鉄板アイテムが目白押し!
ロボもの展示はまだまだ続きます。直近の注目商品は、『マクロスΔ(デルタ)』の登場メカを続々ラインナップする「DX超合金」シリーズ。ファイター→ガウォーク→バトロイドという伝統の3段変形を最新作でも楽しめます。
(▼写真ギャラリー/「マクロス」関連新作フィギュア)
続いて、「機動警察パトレイバー」(アニメ版)からのアクションフィギュア。お手頃サイズの「ROBOT魂」シリーズで、「イングラム1号機」以降、順次商品化が決定しています。
このほか、ロボものはさらに数え切れないほどのアイテムが展示。「パトレイバー」同様のROBOT魂ブランドからは「重戦機エルガイム」「聖戦士ダンバイン」シリーズが、またHI-METAL Rブランドからは「太陽の牙ダグラム」も登場!
(▼写真ギャラリー/その他新作ロボフィギュア)
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「ドラゴンボール」「キン肉マン」「聖闘士星矢」が勢揃い!
「ドラゴンボール」は“輝くエネルギー波”もフィギュア化間近!?
今や世界中から注目されている「ドラゴンボール」フィギュアも見どころをご紹介。こちらの3体は全高300mmクラスと大型な「フィギュアーツZERO EX」。ポーズ固定型となる“スタチューフィギュア”の最上位モデルです。
アクションフィギュアの「S.H.Figuarts」では、「ドラゴンボール」の世界で特徴的なエネルギー波を再現する発光機能付きオプションパーツも参考出品していました。これは飾りがいがありそう!
「キン肉マン」や「聖闘士星矢」のラインナップもすごい!
ドラゴンボール以外にも、「ジャンプ」作品のヒーローは着々とフィギュア化が進行中。「キン肉マン」もS.H.Figuartsシリーズで多数ラインナップされています。
このほか、懐かし系では商品点数がとりわけ多いのが「聖闘士星矢」。ダイキャスト製の鎧を着脱して遊べる往年のフィギュアをリメイクした「聖闘士聖衣神話(セイントクロスマイス)」、「聖闘士聖衣神話EX」のほか、ミニサイズのアクションフィギュアとジオラマのセットを集めて世界観を構築できる「D.D.PANORAMATION」といったシリーズが展開中です。「魂ネイション2016」の「聖闘士星矢」特集展示は、「聖闘士星矢」市場の規模の大きさがひしひしと伝わってくる内容。
そのほかの見どころ
その他のゲームキャラや女の子向けキャラについてもダイジェストでご紹介。「S.H.Figuarts」シリーズでは「ポケットモンスター」(「ピカチュウ」他が発売中)、「ストリートファイターV」(いずれも参考出品)、「らんま1/2」(「早乙女乱馬」/「らんま」他が発売中)などが至るところでポーズを決めていました。
また、「PROPLICA」というシリーズでは「美少女戦士セーラームーン」のなりきりアイテムがかなり充実しています。
しかし、ラインナップはまさに底なし状態……これだけの数を掲載しても、「魂ネイション」のフィギュアとしてはごくごく一部。撮影NGだった「スター・ウォーズ」シリーズ、PlayStation VRで話題の『サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム』のフィギュアなどなど、会場に行かなければ見られない商品がまだ山のようにあります。
今回の「魂ネイション」は、日本での開催を皮切りにブラジル、香港、アメリカ、メキシコ、中国、台湾、フランス、スペイン、イタリアといった各国を1年かけて巡る全世界ツアーになるとのことです。すごいスケールだ……。
取材・文/柳 雄大(編集部)
関連サイト
魂ウェブ(バンダイ コレクターズ事業部Webサイト)
TAMASHII NATION 2016(魂ネイション2016)
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