746円のお買い物で1301円…???


お弁当屋でアルバイトをしていた頃、上の漫画のようなことに怯えていた記憶があります。
それから数年後、お釣りの計算をするゲームアプリにハマりました。それ以降、実生活での会計時も勝負感覚になり、極力計算して小銭を出すようになりました。自分が店員だったときに怯えていたことをすっかり忘れ…。
なので筆者も今回の表題である、「お釣りスッキリさせようと細かい小銭を出すお客」のひとりです。

「あの支払い方」に対する店員さんの思い
筆者の知人でも「表題のお客」がいます。レジに行くまでに一円玉を数枚持っておくと、会計時にもたつかないというコツまでつかんでいます。
そんな知人、先日こんなことがあったようです。



「宅配便の人にそういった払い方をしたら、プチパニックにさせてしまい反省した。急いでいる人に解りづらい暗算をさせて申し訳なかった。多分迷惑だったと思う」
そしてそれ以降、「お釣り500円にしてほしいので」と言って渡しているそうです。「そうすると計算がスムースにいくらしい」とのこと。



お釣りスッキリさせるべく小銭を細かく出したとき(以下『あの支払い方』)、それに対してかわからないですが、店員さんに「ありがとうございます」と言ってもらうこともあります。
とはいえ、前述の宅配便の人が知人の想像どおり「迷惑」と感じていたかもしれないですし、筆者自身、店員時代に「あの支払い方」をされることに怯えていたりとか、「あの支払い方」に対し、世の店員さん達はいろんな思いを抱いているのかもしれません。
今回、店員経験のある方に、「お釣りスッキリさせようと細かい小銭を出すお客さんについてどう思いますか?」という質問を投げかけてみました。


自動精算レジだから「あのとき」以外は気にならない!
「レジが自動計算してくれるから楽だった」(50代/元百貨店店員)

「レジの性質上、表示されたお釣りを渡せば良いので特別その事について考えたこともなかった。助かります、ありがとうございます。と言ったこともあるけれど、後ろにたくさん並んでいるときは、そのお札だけで良いよ!と思ったこともある」(50代/元コンビニ店員)

今はほとんどそうだと思いますが、自動計算のレジなら、店員さんはお客さんに「あの支払い方」をされても、特にプラスの感情もマイナスの感情も抱かないという回答。しかし混んでいるときはNG!


お客さんの「アレ」を気にしている!?
「迷惑だとかは特に思わず事務的だった。合っていても、合っていなくてもそのままレジに打ち込む。それでもしお客さんが間違っていたら、自分も気付きませんでした!って顔でやりすごす」(30代/元ゲーム販売店店員)



もし「あの支払い方」をしたお客様が計算を間違えていて、お釣りが大量になってしまったときに、「どうして教えてくれなかったの」と思われそうなことにも怯えていた筆者。
前述の「レジに表示されたお釣りを渡せばいいので考えたこともなかった」という回答もあるように、そこまでのことを考える人もそういないだろうと思っていました。しかしこの回答を見ると、世の店員さん達の中には意外と、お客さんの計算が間違っていたら…という点を頭に入れている人もいるのかもしれませんね。

「あのお礼」はホンモノだった!



「レジ金の小銭が足りなくなるときがあるので助かる」(30代/美容室店員)

やはり「あの支払い方」をしたときに店員さんがお礼を言ってくれるのは、「あの支払い方」をしたことに対してのようですね。
たしかに極端な話、お釣りにならない一万円札をお客さんが立て続けに出していったら、レジの小銭が危うくなります。

「一円玉や十円玉が不足しているときは、ありがたいけれど、正直一瞬んっ?となってしまうので、あまりありがたくない。混んでいるときはやめてほしい。お金を出すまでに時間が掛かるから。結局、お客様が自分の小銭を減らしたいためだと思う」(30代/問屋レジ担当)



ここでも「混んでいるときはNG」という回答が。店員さんにとって「あの支払い方」は、マイナス面の方が多く感じる場合もあるようです。
「あの支払い方」をするのは「お客様が自分の小銭を減らしたいため」とありますが、そんなお客さんをぶった斬る店員さんも存在するようで……

「お客さん都合」にさせるまい!店員さんのぶった斬り術!



「お客様がお釣りスッキリさせようとしていたら、お釣りは用意できているから大丈夫ですよ、とこちらから止めさせる。何故ならば、財布からお金を探している時間が長いから」(50代/元訪問販売員・元喫茶店店員)

冒頭に記した通り「勝負感覚」だとか、あと「頭いいと思われたくて」なんて理由で「あの支払い方」をしている筆者。そんな理由で「あの支払い方」をして待たせなんてしたら、店員さんはぶっ殺したくなるでしょう。
基本的に、自分の都合で周りを待たせるのはモラル的にNG。
お客さん全員に平等に対応しなければならない接客業。お客さんを待たせるようなことがあるとヒヤヒヤします。そのため、レジでもたつかれると店員さん側はマイナスな印象を抱くようですね。
また、前述の知人の「1円玉をあらかじめ用意しておく」など、お客さん側にも待たせないように工夫している人もいるようです。


レジ金の誤差防止に…?
おつりの計算を間違えているお客さんがいると、教えてあげたくなっちゃう」
冒頭のお弁当屋の休憩室で、一緒に働いていた子はこう言っていました。
「あの支払い方」に対する店員さん達の思いは千差万別でしたね。
しかし、レジ金に誤差を出してしまうこと、これを避けねばならないのは全店員共通のこと。お釣り500円玉一枚などスッキリすれば、4円などを渡すことが多いときよりも、レジ金の誤差を出してしまう確率が低くなる気がします……無理くりな感じで一例をあげてみましたが、「あの支払い方」に、店員さんにとっても役立つ面がもっとありますように…。
そして「あの支払い方」は、混んでいるときにやらない方がいい!混んでいなくても、できる限りもたつかない方がいい!ということがわかりました。当たり前かつ大事なこと、お客の心得として覚えておきます!
(武井怜)