宇多田ヒカル12月6日、女性のスリーサイズが雑誌などで公表される慣習について「日本でしか見たことない現象」とツイッターで指摘。続けて「品評したり比較するっていう立場の優越感を楽しめるのかな」との疑問を呈した。

 アメリカで生まれ、現在はロンドン在住と海外生活の長い宇多田ならではの指摘だったようだが、今回のツイートは大きな反発も招いているようだ。アメリカ在住歴のある週刊誌記者が憤慨した様子で話す。

「宇多田のように、自分の視野だけで『これは日本だけの現象』って断言する連中には腹が立ちますよ。海外でもモデルや女優がスリーサイズを公表するケースは珍しくありません。英語では『Body Measurement』(身体測定)と呼び、女性の場合はバストのカップサイズも公表するなど日本となんら変わらないのです。それを“優越感”って、根拠なく日本人をバカにする姿は不愉快ですね」

 ちなみにアメリカで「36-24-34」と言えばマリリン・モンローを意味することを、宇多田はご存じないかもしれない。これは彼女のスリーサイズインチで表したもので、センチ表記では92-61-86という美身は「キラーボディー」と評されることも珍しくない。

 しかし、そんな論評も宇多田に言わせれば、“優越感”の表れなのだろうか? 週刊誌の記者が続ける。

「海外在住だからといって海外事情に詳しいとは限らない実例として、宇多田の発言は記憶されるべきでしょう。ちなみにアリアナ・グランデ(81-61-81)やクリスティーナ・アギレラ(96.5-58.5-84)といった著名アーティストのサイズも知られていますよ」

 プロポーションの良さも才能のひとつ。それを売りにしているモデルやタレントたちは、宇多田の発言をどう思っただろうか。

(金田麻有)

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