映画『仁義なき戦い』シリーズや数々の映画、ドラマで活躍した俳優の松方弘樹さん(本名・目黒浩樹)が21日、脳リンパ腫のため、都内の病院で亡くなった。74歳だった。

 23日、NHKが報じており、松方さんは東京都出身。父、母ともに俳優の一家に生まれ、1960年、高校3年生のときに父が所属する東映に入社した。映画『十七才の逆襲・暴力をぶっ潰せ』で主演デビューし、甘いマスクで人気を博し、数々の時代劇映画などに出演。

 深作欣二監督の映画『仁義なき戦い』シリーズでは、鬼気迫る演技で俳優としての地位を確立し、時代劇テレビドラマ『名奉行 遠山の金さん』(テレビ朝日系)シリーズでは、88年から10年間、主役の遠山金四郎を演じた。

 また、ビートたけし(70)の冠番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)にレギュラー出演するなど、バラエティー番組にも多数出演した。