いま、ネットを主戦場とするニュースメディアが揃って語彙力が低下、コミュ力があらぬ方向で上昇してしまう事態に陥っています。

今日から私もフレンズ!人気急上昇アニメ『けものフレンズ』中毒になる人が続出、専用プログラミング言語まで誕生

影響がみられるのは、2017年1月から放送がスタートした人気急上昇中のアニメ『けものフレンズ』に関連する記事ばかり。いったい何が起きているのでしょうか。

まずはネット上のおもしろいニュースやエンタメ情報、動物のかわいいネタを得意とするウェブメディア「ねとらぼ」。その公式Twitterアカウントの名称が「ねとらぼフレンズ」に変更され、フレンズに仲間入り。あなたは面白い話が得意なフレンズなのね!すてきー!

マンガやアニメなどのサブカル情報を扱う「ナタリー」も、『けものフレンズ』のCD発売を報せるニュースで深刻な語彙力低下とコミュ力の上昇が確認できます。あなたは仕事が早いフレンズなのね!すっごーい!

さらに、スポーツ情報を主に扱う「日刊スポーツ」でも、声優・金田朋子の第一子妊娠を報せるニュースで影響がみられます。あなたは声優ネタも得意なフレンズなのね!おもしろーい!

また、アニメ情報を扱う「アニメイトタイムズ」では、『けものフレンズ』の偉い人からのコメントを紹介する記事が公開され、記事全体がフレンズ語とも言うべき言い回しを中心にした構成となっています。あなたはアニメを作るのが得意なフレンズからコメントがもらえるフレンズなのね!うらやましー!

そのほかにもいくつかのウェブメディアにて、同様の現象が確認されており、そのどれもが『けものフレンズ』という新しいカルチャーに触れたことによる影響とみられます。

メディアの深刻なフレンズ化が何を巻き起こすのか、今後も注視していきたいと思います。きっとこれからも素敵なフレンズに出会えることでしょう。わーい!

「けものフレンズ」ビジュアル ©けものフレンズプロジェクトA