いよいよ中盤に突入していく'17年の冬ドラマ。「A LIFE~愛しき人~」や「嘘の戦争」など話題の5作品をピックアップし、主人公やストーリーに影響大の“激ヤバキャラ”について、プロデューサーを直撃しました!

【写真を見る】「嘘の戦争」藤木直人演じる二科隆

■「A LIFE~愛しき人~」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)

●壇上壮大(浅野忠信)が激ヤバ!

「壮大は表で言っていることと胸の内のギャップがすごく激しい人。深冬(竹内結子)のことが大好きだけど、10年前に自分が取ってしまった禁じ手から、自身を追い詰めていきます。“あの行動を取らなくても、深冬は自分を選んでくれたのだろうか?”という不安な思いが、今の壮大を形成しているんだと思うんです。今後はただの“ヒール”ではなく、悲しさ、切なさ、憂いを抱えたモンスターとなった壮大と、壮大の本心を知ってしまった沖田(木村拓哉)がぶつかっていきます」(瀬戸口克陽P)

●壇上虎之介(柄本明)もヤバい!?

「あの食えない感じが最高ですよね。沖田はアメリカ行きは「壇上先生のおかげです」と思っているんですけど、そこには壮大だけでなく、虎之介の思惑もあったかもしれません」(瀬戸口P)

■「嘘の戦争」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)

●二科隆(藤木直人)が激ヤバ!

「今までは、浩一(草なぎ剛)のワンサイドゲームだったんですけど、中盤からは隆が浩一の正体を暴いていって、追い込んでいきます。隆は、ニシナコーポレーションという大きな会社のため、従業員を守るためにも全てのことが公にならないようにと思って浩一とぶつかり合っていき、父親の興三(市村正親)が犯した罪と浩一の復讐との間で葛藤しながらも、隆なりの正義で動きます。浩一に感情移入して見る見方もありますし、隆の目線で見てもらう楽しみもあるかな、と個人的には思っています」(河西秀幸P)

●百田ユウジ(マギー)もヤバい!?

「大きなお金を手に入れたいから、浩一の復讐が危ないと思ったらお金の方に傾いてしまうと思うので、百田の動向は気にしてほしいです!」(河西P)

■「視覚探偵 日暮旅人」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)

●白石孝徳(吹越満)が激ヤバ!

「旅人(松坂桃李)が20年前に誘拐・監禁された事件に関わった人物が終盤に向けて次々と動きだします。最初にスイッチが入るのは白石。序盤は昼あんどんのような刑事でしたが、旅人との再会を機に“山田手帳”と20年前の事件を巡って動かざるを得ない状況になり、旅人と白石の対決は大きな見どころの一つになります。弱々しさとダークな部分を併せ持つ吹越さんの怪演にも注目です」(荻野哲弘P)

●リッチー(北村有起哉)もヤバい!?

「リッチーは純度100%の“悪”。ヒューマニズムを持ち込まない、ある意味、破壊神的な人物。後半にかけて恐怖をまき散らします。土曜夜9時台だったら絶対に描けないキャラです(笑)」(荻野P)

■「カルテット」(毎週火曜夜10:00-10:54、TBS系)

●巻幹生(宮藤官九郎)が激ヤバ!

「幹生と真紀(松たか子)がいかにして出会い、いかにして結婚し、そしていかにして壊れたかを丁寧に描きます。全夫婦にとって痛い話になっています。壊れるしか方法が残っていないんじゃないかなと思わされます」(佐野亜裕美P)

●世吹すずめ(満島ひかり)もヤバい!?

「第6話(2月21日(火)放送)の台本を読んで、私も予想を超えた衝撃でした。怒濤のサスペンス展開になっています」(佐野P)

■「突然ですが、明日結婚します」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)

桜木夕子(高岡早紀)が激ヤバ!

「実は第5話(2月20日(月)放送)の最後に、夕子とあすか(西内まりや)が電話で話すことになります。夕子は名波(山村隆太)の携帯のあすかからの着信履歴を消したことがありますが、今度は電話に出てしまう(笑)。そして、夕子の結婚観が明らかになります。あすかは夕子を女性として尊敬しながら、脅威を感じる強い恋敵となります」(後藤博幸P)

●高梨奏(葉山奨之)もヤバい!?

「あすかの弟・奏は実はかなりの“シスコン”です。奏はあすかと名波の交際に拒否反応を示し、むしろ神谷(山崎育三郎)とくっついて欲しいと思い始め、そうなるように奏なりに仕掛けていきます」(後藤P)

「A LIFE~愛しき人~」浅野忠信演じる壇上壮大