女優・小芝風花(19)、香川京子(85)、俳優・森本レオ(74)が18日、東京・シネマート新宿で映画『天使のいる図書館』(監督:ウエダアツシ/配給:ユナイテッドエンタテインメント)初日舞台あいさつをウエダ監督とともに開いた。

 奈良・葛城地方が舞台。図書館リファレンスサービスを担当している司書・さくら(小芝)が出会った礼子(香川)という老婦人の依頼から一緒に葛城地方を巡るようになり、地域の歴史や地元の良さを再発見。さらに、さくら自身も地域の人々のかかわりを通して成長していく姿が描かれている。

 青いワンピース姿で登場した小芝。先週には奈良県で先行公開され6度舞台あいさつに立ち、そのどれも熱気にあふれていたことから、「東京のみなさんには『どうぞ!』と出せると思って」と、胸を張っての舞台あいさつに。

 撮影中に、小芝は「私が気持ちがつくれなくて、待ってもらう時があったんです。けれど、そんな時に香川さんが小声でセリフを言ってくれて。こういう女優になりたいと思いました」と、香川へ尊敬の眼差しを向けていたが、当の香川は、「あれは小芝さんのためだけじゃないのよ。私のセリフが長くて割と文学的なセリフが多くて覚えられなかったから、自分のためにもやってたの」と、謙遜。するとウエダ監督は「そんなふうには見えなかったですよ。風花ちゃんへの愛情のこもったエールを送っているように見えて、スタッフ全員感動しておりました」と、しみじみだった

 さらに、香川は、小芝へ「長いセリフがあるんですけど1回ぐらいで覚えていて、若さっていいなって思いました。私も18歳でデビューしましたけど、ぼんやりしていて、舞台であいさつなんか立てなくて。現代の若い人ってすごいなと思いました。可愛らしいし、一緒にお仕事ができて楽しかったです」と、べた褒め。

 その話題には森本も加わり、「この子、天才なんだよね!長いセリフはバンバン覚えるし!役者筋肉みたいなものがすごくあって、役が要求していることを一瞬でスパンと掴んじゃうんです。掴んでいることを気づかないままぶつけてくるんですけど、それに手を加えると、どんどん膨れていくすごい筋肉を持っている。だから彼女は、いい旅をして、いい恋をして、いい映画を観たらすごい女優さんになると思いますね」と、将来性に太鼓判まで押し、これに小芝は「もう、恐れ多いです!頑張ります(苦笑)。こんなに褒めていただけるなんて……ソワソワしています」と、照れ笑いだった。

 最後に小芝から「ここに行ってみたいと実際に奈良に足を運んでもらえたらと思います」と、PRしウエダ監督からは、「葛城地方の魅力も感じてもらえれば。物語に中心にいる参加されている方が素晴らしいお芝居もしていますし、ものすごい感性あふれるお芝居をしているので、彼女の演じたさっくらの成長を見守りながら観てもらえれば」と、呼びかけていた。

 映画『天使のいる図書館』は18日より全国順次公開!

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小芝風花が森本レオらから絶賛!