81歳の女性が製作したiOS向けゲームアプリ「hinadan」が、2月24日よりApp Storeにて配信された。気になるゲーム内容はこの時期に相応しく、ひな祭りテーマにしたゲーム。81歳が作ったとは思えない完成度の高いアプリに、「めちゃ凄いな」「コンピューターおばあちゃんやんけ!」と驚嘆の声が上がっている。


高齢者の知識を生かした、ひな祭りゲーム
App Storeの「hinadan」のページには“80過ぎのオババが作った ハイシニアが楽しめる雛壇飾りアプリです”という紹介文が。内容は、用意された雛人形を正しい場所に置いていくというゲームで、正しい位置に置くことができれば、「ポン」と鼓の音が鳴って台座のアイコンが該当の雛人形に変化する。一方で、間違った場所に置いてしまうと「ブー」という音が鳴るだけで、そのまま正しい台座を探すことが可能。最後には必ず全問正解にたどり着けるので、雛人形の位置を知っている人も知らない人も楽しむことができる。

そんな「hinadan」を開発したのは、神奈川県藤沢市に住む81歳の若宮正子さん。「お年寄りが若者に負けないゲームを」という思いから、新たにプロラミングについての勉強をスタート。専門書を読み込んだり、プログラミングに詳しい人にインターネット電話で教わりながら、半年ほどの期間をかけて完成させたという。

App Storeでは2月27日21時現在で、172件の評価が付いており、その内訳は148件が最高の星5つ、22件が星4つ、星3つと星2つはわずか1件で、星1つにいたっては0件という大好評ぶり。


ニュースを見てインストールした人がカスタマーレビューに次々と書き込んでいる。
「人間何歳になってもやる気があればなんでもできるんだ!という勇気を貰えますね」
「子供の頃に祖母とひな壇を飾った時の思い出がよみがえりました」
「小2の娘が喜んで繰り返しやって、お雛様の場所を覚えてしまいました」

ニュースを扱った掲示板では、「良いセンスしてる。人間は年齢じゃないな」「今の若者にはない独特のセンスがあるから新鮮で面白そう。どんどん作って欲しい」「すげーばーちゃんやな。その年になっても柔軟な考えが出来るのは羨ましい」と若宮さんに対する称賛の声が上がっている。


還暦を過ぎてからパソコンを使い始めた若宮正子さん
81歳でのアプリ製作で大きな注目を集めた若宮さんだが、実はデジタル業界では「マーちゃん」の愛称で広く知られている有名人。若宮さんが初めてパソコンを使ったのは還暦を過ぎてからだが、その後シニア向けのネット掲示板を作ったり、表計算ソフトExcel」を使って図形や幾何学模様を表現する「ExcelArt」を開発した。

2014年には、世界的講演会を発信する「TED」に関連した「TEDxTokyo 2014」にプレゼンターとして登場。パソコンを使いこなすようになるまでや「ExcelArt」の誕生秘話などを語り、高齢者でもデジタルを使いこなせるということで注目を集めることに。

スマホアプリまで製作できるようになった若宮さんの今後の目標などはまだ明かされていないが、次回はどんな挑戦をしてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

App Store「hinadan」のページより