台湾のある男性が、「メイド喫茶が男を雇わないのは性差別だ!」と訴え、騒ぎを起こしているという。

この騒動は先日、新北市板橋区にあるメイド喫茶を舞台に起きた。25歳の男性が同店の求人広告を見て電話をかけたところ、店から「うちでは男性は雇わない」と断られたそうで、この対応に不満を覚えた男性は政府の関連部門に「性差別にあたる」と訴えた。

すると政府はこのメイド喫茶に罰金処分を科すことを決定。店は15万台湾ドル(約55万円)の罰金を支払わされ、男性用の制服も新たに作ることになったという。ちなみに、同店のメイドはチェックのミニスカート、白いワイシャツ、黒のストッキング姿で、顧客受けは良かったそうだ。

ネットでは「いくら男女平等だからと言って、こうした特定のコンセプトを掲げているレストランに男女平等を適用するのは少々無理があるのではないか?」「それでもやはり男女平等! 罰金は正しい!」などと賛否両論となっている。

なお、台湾には、日本のメイド喫茶のようなサービスを提供する店もあれば、単にウェイトレスがメイド姿をしているだけで、あとは普通のカフェやレストランと何ら変わらない店も少なくない。