“ゲス夫”にタレントの小倉優子(33)の堪忍袋の緒が遂に切れたようだ。先ず、2月24日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)が、夫で美容師の菊地勲氏の連夜のキャバクラ通い、そして「料理本を出しているのにメシがマズイ」といった暴言を報道。これに続き、28日発売の『女性自身』(光文社)が、小倉優子が菊地勲氏に対して離婚と7000万円の慰謝料を求めたと報道するなど波紋が広がっている。

「菊地氏は小倉が第二子を妊娠中の昨年8月、小倉の後輩タレントとの不倫を『週刊文春』(文藝春秋)に報じられました。この時点で小倉は離婚の意思を固めた模様で、すでに別居しています。今回の報道がさらに追い打ちとなり、離婚は時間の問題です」(芸能誌記者)

 小倉は結婚してこの間、料理本を執筆したり自宅のインテリアを改装して披露するなど凄腕ママぶりで“キャラチェン”を進めてきた。また、子供の教育のために郊外に引っ越すなど教育にも熱心で、ママタレとしての地位を固めつつある中だった。

「『料理本を出しているのにメシがマズイ』という菊地氏の発言は、小倉のママタレとしての今後の活動に影を落とします。関心を示してきた同世代の子育てママたちが離れてしまいかねません」(テレビ局社員)

 離婚に料理下手。小倉のタレント人生に暗雲が立ち込めるが、芸能界関係者の見方は至って楽観的だ。

ゲス不倫をネタに芸能界の第一線に復活?

 ある芸能事務所関係者は語る。

「小倉の芸風は一貫して自虐。こりん星からやってきたと不可解な不思議ちゃんキャラを演じてみたり、中古車屋のCMでは『こりん星は私の心の中にあるんです』と過去のキャラ設定をネタにしたり。今回の離婚劇も今後は格好のネタにすることでしょう」

 過去にも、甲子園夏の大会で日大三高東京都)が優勝した際、同校の監督と縁戚という理由で頼まれてもいないのにしゃしゃり出てコメントを発表し、周囲を困惑させた小倉。メディアに登場できればなんでもやってのける、持ち前のアグレッシブさがまだ残っているのか。そして料理の腕前を多少は上げられるかが、ママタレとしての今後の浮沈のカギになりそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
写真は「小倉優子の幸せごはん 」より