トイレの排水などの下水からビールを作り、実際に販売しようというニュースが話題を呼んでいる。

カリフォルニアにあるストーン醸造所が先日、下水処理水を使用して「フル循環ビール」を作り、イベントでサンディエゴ市長らほか、多くの人たちにふるまった。サンディエゴでは2021年までに、使用される水の3分の1を生活排水などのリサイクルでまかなう計画を立てており、今回のビールはその計画の一環だという。

実際にビールを造った醸造所の職人は、最初美味しいビールが造れるかどうか懐疑的だった。実際、浄水には味が足りないと感じたらしく若干塩を入れたとのこと。だが完成したビールは今まで作った中でも3本の指に入る傑作で、飲んだ人たちからも「信じられない、うまい」「傑出した美味しさだ」と好評だったそうだ。

ネットでは「アメリカのビールはもともと小便みたいなものだからな」「水の節約はいいことだ。値段が安ければ尚いいが」「正直、おいしければ気にならないよ」「これ自宅でもできないかな。そうすれば飲み放題、出し放題なんだが」「一度飲んでみたい」といった様々な意見が寄せられているようだ。