新年度を迎え、ツイッターには、新社会人に向けたアドバイスが多数投稿されている。人気ツイッタラーの深爪さんは、新入社員に「同じことを2度聞くな。メモを取れ」と言ってはいけないと投稿。大きな反響を呼んでいる。

「新入社員に『同じことを2度聞くな。メモを取れ』と主張する人がいますが、確認することを恐れるあまり、ボヤで済むミスが大火事になることもありうるし、これはむしろ新人には一番言ってはいけないセリフだと思ってる」

「メモはちゃんとしてるポーズだけでも取っておけ」というアドバイスも

このツイートに「ほんとそうですね」と共感した人は「確認しないでミスするくらいなら上司が忙しそうでも声かけて」と呼びかけた。「新人の自己判断以上の爆弾はないですからね」という声も多い。

ただ、メモを取ること自体は重要だ。「とりあえず元気に挨拶して、なんでもメモして、上司の好きなコーヒーさえ覚えておけば大丈夫」「メモはちゃんとしてるポーズだけでも取っておけ」とメモの大切さを諭す投稿も多かった。

「同じことを2度聞くな」と言う先輩社員がいる一方で、「なんでも聞いて」と言ってくれる人もいる。しかしその言葉の裏には、

「でも聞く前に1分くらいは自分で考えてくれよ!」
「同じことは何回も聞くなメモ取れよ!」
「世の中にはどうしようもなく教えるのが嫌いな奴もいるからそういう人はなるべく避けて質問しろよそれも処世術だからな!」

といった「暗黙の掟」が含まれている。やはりメモも取らずに何度も同じことを聞くのは憚られる。

また仕事とメモについては、

「説明しなおしたときに全く覚えていないのもメモをとっている人に多い」
「編集さんと打ち合わせしててメモ取ってたら『言われた事は頭で覚えて下さい。すぐメモするのは出来ない奴ですよ』的な事言われ(た)」

という人もいた。メモをしても、頭に入っていなければ意味がないし、かといって何でもかんでもメモを取っていると「これぐらいすぐに覚えて」と思われかねない。メモの適切な活かし方が必要だ。

「真っ先にやるべきことは、部署内の『影の権力者』を見つけだすこと」

深爪さんは、他にも

「(新入社員にとって)挨拶や周りに溶け込む努力はもちろん重要ですが、社会人生活をストレスなく送るために真っ先にやるべきことは、部署内の「影の権力者」を見つけ出すこと」

と新入社員にアドバイスを送った。表向きの役職がなくても影響力を持っていたり、嫌われると面倒なことになる人はどの職場にもきっといる。こうした人を見つけ出して、きちんと対処することも重要だ。