冷えは女性をきれいから遠ざける要素のひとつ。冷えをケアしないでいると、代謝が落ちて痩せにくくなったり、むくみやすくなったりするほか、疲れや肩こり、免疫力の低下、胃腸の不調など、嫌な症状を引き起こすことに……。

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美容面だけではなく、健康面でもいいことなし。だからこそ、冷えを取り除き、温かい体を保ちたいもの。そこで今回、きれいな女性たちに「冷やさないためにやっていること」を聞いてみました。

冷えない人、温かい人が美しい理由を、彼女たちの「温か習慣」から紐解いてみましょう。

1.腹巻きを欠かさない

「年間を通して腹巻きをしています。そう話すと『夏でも?』と驚かれますが、季節に関係なくお腹を温めるのが習慣化しています。

とくに夏、室内は冷房が効いていて寒いため、普通にしているだけで、お腹が冷えてしまうんです。薄手の腹巻きを選べば、洋服にもひびきにくく、気にせず身に着けられるはずですよ」(30歳/美容師

腹巻きに加え、腰周りを覆う温かショーツを重ね履きしたり、お腹や腰にカイロを貼ったりするのもおすすめです。

筆者の経験談ですが、激しい腰痛で動けなくなった際、「薄着をしてお腹を冷やしていたことも、腰痛の原因のひとつ」だと医療関係者から言われました。その後、前出のような対策を重ね始め、腰痛は改善されていきました。「お腹周りを衣類で温める」のを習慣にするのはおすすめです。

2.温かい飲み物を選ぶ

「カフェや喫茶店では基本的に温かい飲み物を頼むようにしています。冷たいものはよほどのことがない限り飲みませんね。とくに氷入りのものはもう何年も飲んでいないかも。水も常温のものを飲みます。

冷たい飲み物を飲むと、お腹から体全体が冷えていく感覚があるため、意識的に避けています」(29歳/IT)

最近では氷の有無について、希望を聞いてくれるお店もあり、そんなときは迷わず氷抜きでオーダーを。もちろん自分から「氷はナシで」と伝えるのもありです。冷たい飲み物もできるだけ常温でいただくようにして。

こんな冷え取り対策も

3.靴下を重ね履きする

「冷え取り特集をやっていた雑誌を読んで、絹の5本指靴下、綿の5本指靴下、絹の普通の靴下、綿の普通の靴下を4枚重ね履きし始めました。さすがに自宅にいるときだけですけど。

冷えに困っていたのですが、毎晩お風呂上がりに重ね履きをした後は、体がぽかぽかと温かい状態を長くキープできるようになり、冷えの悩みが改善されました」(31歳/秘書)

体の末端である足の指は冷えを感じやすいパーツのひとつ。「冷えて感覚がない」とつらさを訴える女性も少なくありません。

4枚重ね履きは難しくても、2枚重ねるだけでだいぶ違います。室内で過ごしているときだけでも一度試してみては。

4.料理に乾燥生姜を加える

「料理に“乾燥生姜“を入れるのが習慣化しました。体を温めてくれる食材の代表格といえば生姜ですよね。何よりいろいろな料理に合って、使いやすいのも魅力的。

いろいろ調べていると、生よりも乾燥の方がいいと知ってから、乾燥生姜を作るようになりました。スーパーで大きいのを手に入れたら、使う分だけ薄切りにしてレンジでチンするだけです。

一番よく入れるのは野菜スープですね。スープの温かさも相まって、体がしっかり温まるのを感じます」(33歳/編集)

生の生姜よりも冷え性改善に効果が期待できる、として知られるのが乾燥生姜。天日干しにして乾燥させるのが難しい場合は、電子レンジでさっと作れます。薄切りにした生姜を2分チンして裏返し、さらに2分チンすると、焦げの心配もなく、ちょうど良い乾燥生姜ができあがります。

5.3つの「首」を温める

「首と手首、足首を冷やすと良くないと聞いて以来、その3つは基本的に冷やさないようにしてきました。暑い時期を除き、首元には巻き物をし、手首と足首は出しません。

3つの“首”のケアに気をつけ始めてから、なんとなく体温が上がったような気がしています」(28歳/主婦)

ネックウォーマーやレッグウォーマーなど、“首”を保護するアイテムを常に持ち歩いておくと、冷房の効いた場所に長時間いるときも、温かくして過ごせて安心です。

春を迎えて暖かくなってきた今日この頃。だからといって、冷え対策を怠るのは危険。年間を通して温かい体を維持する習慣を自分のものにしてくださいね。