2017年4月29日にもミサイル発射するなど不穏な北朝鮮情勢。米海軍の空母『カール・ビンソン』と海上自衛隊護衛艦『あしがら』『さみだれ』が参加して訓練を行って、有事の匂いが漂っている真っ最中ですが、『ニコニコ超会議2017』では例年通り自衛隊ブースが出展しています。

今回の目玉は、陸上自衛隊89式装甲戦闘車。定員は10名で、戦闘だけでなく2014年9月の御嶽山の噴火では災害救助に出勤している実績もあります。

海上自衛隊からは、救命用具の展示も。また、航空自衛隊の公式サイトからダウンロード可能なブルーインパルス360度動画体験『BIve-ビィブ- Blue Impulse virtual experience』をVRゴーグルで体験でき、こちらには長い列ができていました。このほか、『ひゅうが』級ヘリ搭載護衛艦と哨戒ヘリSH60Jがデザインされた海上自衛隊東京音楽隊楽器運搬車が配置されています。

まだ50機が現役のF-4EJ改のターボジェット・エンジン『J79-GE/IHI-17』は、昨年に引き続いての展示。加えて射出座席も見ることができます。ベルトやクッションのデティールが戦闘機マニアならばテンションが上がるのではないでしょうか。

ドワンゴからの熱望により展示が実現している自衛隊ブース。防衛省大臣官房広報課の矢嶋貴之氏は、朝鮮半島情勢が危うい中の出展に踏み切ったことについて「自衛隊としても『超会議』が貴重な広報の機会として認識しています。我々は国防を担うということで、今は大変な時期ですけれども広くネットに造詣の深い人たちに自衛隊の活動を知ってもらいたいということで出展させてもらいました」と話しました。

ちなみに、お隣の在日米陸軍ブースも例年通り。アーミースタイルでキメて屈強かつフレンドリーな軍人たちと一緒に記念撮影ができ、こちらも長い列ができていて人気でした。

自衛隊ブース(ニコニコ超会議2017 公式サイト)
http://www.chokaigi.jp/2017/booth/jsdf.html [リンク]